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マルチシートの選び方|色による違いと張り方・時期の目安

マルチシートの選び方|色による違いと張り方・時期の目安

畑のマルチシートは、幅が95cm・135cm・150cmといった刻みで売られています。

この数字は畑の畝(うね)の幅ではなく、シート自体の全幅を表したものです。

畝の肩を包んで裾を土に埋める分が両側に必要なので、畝幅と同じ数字を選ぶと足りません。

もうひとつ間違えやすいのが厚みで、0.02mmと0.03mmでは扱いやすさと張りの持ちが変わります。

穴あきタイプの場合は、株間の数値が野菜に合っているかどうかも確認するところです。

本記事では、畑のマルチシートの幅と厚みの表記の意味・穴あき表記の読み方・畝幅からの逆算の手順・防草シートとの違いを解説します。

「マルチシート」はどれを選ぶ?
キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

畑のマルチシートの表記は「全幅×長さ×厚み」で読む

マルチシートは、畑の畝の表面を覆って地温を保ち、土の乾燥や雨による跳ね返りを抑えるために使う農業用のフィルムです。

ポリエチレン製が主流で、一作ごとに張って収穫後に片づける消耗品として扱います。

パッケージの表示は、たいてい「幅95cm×長さ50m×厚さ0.02mm」のように三つの数値が並びます。

幅はシートを広げたときの全幅で、長さはロールの巻き長です。

厚みはmmではなくミクロン相当の細かい単位まで書かれるため、0.02と0.03の差が小さく見えますが、実際に手で張ると硬さの違いが分かる程度に差があります。

ここで押さえておきたいのが、幅の数字に「埋める分」が含まれているという点です。

畝の上面を覆うだけでなく、両側の裾を5〜10cmほど土に埋めて押さえます。

上面と法面(のりめん、畝の斜面)と埋める分を足した長さが、必要な全幅になります。

マルチシートの幅と厚みは組み合わせで意味が変わる

市販されている規格は幅と厚みの組み合わせで決まっていて、売り場では次のような刻みで並んでいます。

表記意味該当する使い方
幅95cm前後上面30〜45cmほどの一条植えの畝を覆える全幅ミニ畑・家庭菜園の標準的な畝
幅135〜150cm前後上面60〜90cmの広い畝や二条植えに対応する全幅まとまった面積の畑、二条植えのイモ類など
厚さ0.02mm薄手。軽く、価格を抑えた規格短期間の作、片づけまでが数か月の作
厚さ0.03mm厚手。張りが強く、破れにくい風の当たる畑、栽培期間が長い作
穴あき(株間◯cm・◯条)あらかじめ植え穴が開いた規格。株間と列数を表す株間が決まっている野菜をまとめて植える場合

薄手と厚手のどちらがよいかは、栽培期間と風で決まります。

薄いほうが軽くて広げやすい反面、鍬(くわ)の先や支柱が当たったときに裂けやすくなります。

逆に厚手は張ったあとに緩みにくく、収穫まで半年かかる作でも形が保ちやすいです。

色の違いは目的が別

透明・黒・シルバーといった色分けは、幅や厚みとは別の軸です。

黒は光を通しにくいので、シート下から雑草が伸びるのを抑える目的で選ばれます。

透明は光を通すため地温が上がりやすく、シルバーは表面が明るいので照り返しを利用する使い方があります。

どの色でも、覆っていない植え穴の周りからは草が出ます。

畝幅から必要な幅を逆算する手順

迷ったときは、実際に作る畝を測って足し算するのが確実です。

順序は決まっています。

  • 畝の上面の幅を測ります(例:45cm)
  • 両側の法面の長さを足します(高さ10cmの畝なら片側12cm前後、両側で約24cm)
  • 裾を埋める分を両側に5〜10cmずつ足します(両側で10〜20cm)

この例では45+24+20で89cmになり、幅95cmの規格が収まります。

上面が60cmを超えるなら、同じ計算で110〜120cm必要になるので、135cm幅の側を選びます。

上面が広い畝に95cm幅を張ると裾を埋める分が残らず、風で端がめくれ上がります。

長さは畝の全長より1m以上長く見ておいてください。

両端を折り返して埋めるぶんと、張り始めの位置合わせでずれるぶんが要ります。

畝をこれから作る段階なら、シートの幅を先に決めて、それに合う上面の幅で畝を立てるほうが無駄が出ません。

畝の高さや幅そのものの考え方は、家庭菜園の土作りの手順で解説しています。

穴あきマルチの株間表記は野菜に合わせて選ぶ

穴あきタイプは「株間30cm・2条」「株間45cm・1条」のように、穴の間隔と列数で表記されます。

株間はひとつの穴から次の穴までの中心距離で、条数は畝の幅方向に並ぶ列の数です。

選び方は栽培する野菜から決まります。

株間が広く必要な野菜に狭い穴あきを使うと、余った穴を土で塞ぐ手間が出ますし、逆に株間の狭い葉物に45cm間隔のシートを使えば植える株数が減ります。

育てる野菜が決まっていないうちは、穴なしを買って自分で開けるほうが融通が利きます。

カッターや専用の穴あけ器で、必要な位置だけ丸く抜きます。

穴の直径も製品で違い、10cm前後のものが一般的です。

苗のポットより穴が小さいと植えつけのときに苗を傷めるので、ポットの直径を先に見ておくと失敗しません。

プランターと畑で野菜ごとに条件が変わる点は、家庭菜園のプランターの選び方で解説しています。

畑のマルチシートと防草シートを取り違えると起きること

売り場では近い棚に並びますが、この2つは目的も耐用年数も別物です。

マルチシートは一作ごとに張り替える薄いポリエチレンフィルムで、収穫後に剥がして処分します。

防草シートは数年単位で敷きっぱなしにする資材で、ザバーン350グリーンなら目付350g/㎡・厚み0.8mmという水準です。

厚みの桁が違うため、手に持てばすぐ分かります。

取り違えるとどうなるかというと、マルチシートを通路の防草目的で敷いた場合、踏まれてすぐ裂け、破片が土に混ざって回収しにくくなります。

反対に、防草シートを畝に張ろうとしても厚くて畝の形に沿わず、透水性があるので地温を保つ狙いにも向きません。

目付や厚みの表示は、そのままどちらの資材かを見分ける手がかりになります。

なお、どちらのシートも「雑草が生えなくなる」ものではありません。

マルチシートは覆った面から下の草を抑えますが、植え穴の周りや裾のわずかな隙間からは伸びてきます。

表記はロールの外装ラベルと商品ページの仕様欄で確認する

実店舗では、ロールを包む外装フィルムか紙の帯に「幅×長さ×厚さ」が印字されています。

穴あき品は、そこに株間と条数、穴の直径が並記されるのが一般的です。

通販の場合は商品名に幅と長さだけが出ていることが多く、厚みは仕様欄まで下りないと書かれていません。

同じ「95cm」でも、メーカーによって表示の基準が微妙に違うことがあります。

折り畳んだ状態の寸法を書いている場合と、広げた全幅を書いている場合があるためです。

判断の順序としては、まず全幅か折り幅かの記載を探し、書かれていなければメーカーの製品ページで規格表を見て、それでも分からなければ販売店に問い合わせて全幅を確認してください。

畝の上面が広い畑ほど、この数センチの差で裾を埋められるかどうかが変わります。

よくある質問

マルチシートは使い終わったらどう処分しますか

土や根を落としてから、自治体の区分に従って出してください。

多くの地域でプラスチック製の資材として扱われますが、農業用フィルムは区分が別になっている自治体もあります。

畑で燃やす処分はしないでください。

薄い0.02mmと厚い0.03mmはどちらを買えばよいですか

栽培期間が3か月ほどで、風の当たりにくい畑なら0.02mmで足ります。

収穫まで半年かかる作や、風が抜ける場所では0.03mmのほうが緩みにくく、張り直しの回数を減らせます。

ベランダのプランターにもマルチシートは使えますか

使えますが、規格のロールは50m巻きが多く、家庭のプランターには余ります。

土の表面の乾燥を抑えたいだけなら、少量のフィルムやウッドチップで足りることもあります。

ベランダの日当たりや風の条件については、ベランダ菜園の始め方で解説しています。

まとめ

「マルチシート」はどれを選ぶ?

畑のマルチシートの表記で見るのは、全幅・巻き長・厚みの三つと、穴あき品なら株間と条数です。

幅は畝の上面だけでなく法面と裾を埋める分を足した数字で選ぶため、上面45cmの畝なら95cm幅が目安になります。

厚みは栽培期間と風の当たり方で0.02mmと0.03mmを選び分けてください。

防草シートと混ざりやすい売り場ですが、目付と厚みの桁を見れば区別できます。

ぜひ本記事の規格の一覧表と畝幅からの逆算手順を参考に、自分の畑の実寸に合う幅を決めてから買ってください。

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