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トレリスの選び方|つるを誘引する高さと固定方法の目安

トレリスの選び方|つるを誘引する高さと固定方法の目安

園芸コーナーでは、板を格子に組んだ平らなパネルと、鉢に差し込む円錐形の支柱が、どちらも「トレリス」の名前で並んでいます。

形はまるで違いますが、選ぶときに最初に決まるのは形ではありません。

置くだけで自立させるのか、壁やフェンスに留めるのかという固定方法です。

ここを決めずに形だけで選ぶと、風の強い日に倒れたり、賃貸で壁に穴を開けられずに使えないまま終わります。

オベリスク型を検討しているなら、脚が10号鉢(直径30cm)の内側に収まるかどうかも先に確かめてください。

本記事では、固定方法ごとの選び分け・形と素材のタイプ別の違い・鉢や壁から寸法を逆算する手順を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

トレリスは、置くだけか壁に留めるかで選ぶものが変わります

固定の方法は、自立させる・壁やフェンスに留める・地面に杭を差す、の3つに分かれます。

自立型はプランターと支柱が一体になっていて、土の重さで立たせるものです。

設置に工具がいらない代わりに、鉢の土が少ないと風で前後に揺れます。

壁に留める方法は、いちばん揺れませんが、外壁にビスを打つので下地の位置を探す作業が前提になります。

賃貸では選べません。

既存のフェンスやラティスに結束バンドで留める方法なら穴を開けずに済み、これは集合住宅のベランダでも取りやすい手段です。

ただし結束バンドは紫外線で硬くなって切れるため、留めっぱなしにはできません。

地面に杭を差すタイプは、庭土がある家に向きます。

差し込む深さが浅いと、つるが茂って風を受けたときに根元から抜けます。

注意したいのは、地面がタイル張りや人工芝の場合です。

人工芝の下に防草シートと路盤材が入っていると杭が刺さらないので、自立型か壁面固定へ切り替えることになります。

下地の構成は人工芝の選び方で解説しています。

形はパネル型と立体型に分かれ、置ける場所が変わります

パネル型

格子を平面に組んだ、いちばん一般的な形です。

壁やフェンスに沿わせて使い、複数枚を並べれば横に伸ばせます。

面で使うので、壁との間に数cmの隙間を作れる金具が付いているかどうかを確認してください。

壁に密着させると通気がなくなり、壁面が湿ったままになります。

扇型(ファン型)

根元が細く、上に向かって扇状に広がる形です。

設置場所の足元が狭くても、上部で誘引の面積を稼げます。

玄関脇や通路のように、人が通る幅を残したい場所に向きます。

オベリスク型

四角錐や円錐に組んだ立体で、鉢の中央に立ててつるを360度に巻き付けます。

壁がいらないので、ベランダや庭の真ん中に置けるのが利点です。

そのぶん重心が高く、脚を鉢の土にしっかり差さないと倒れます。

プランター一体型

鉢と格子が最初から組み合わさっている製品です。

買ってすぐ置けて、移動もできます。

反対に、鉢の容量が固定されているため、根が張る植物には土の量が足りなくなることがあります。

素材で決まるのは重さと、塗り直しをするかどうか

天然木

杉やヒノキなどの木材を使ったもので、軽くて加工しやすく、植物と並べたときの見た目も落ち着きます。

代償として、屋外では防腐・防虫塗料の塗り直しが必要になります。

とくに傷むのは地面に接する足元で、土に埋めた部分から先に腐ります。

防腐処理済みと書かれた製品でも、処理の方法によって持ちは変わります。

樹脂・人工木

塗り直しがいらないのが最大の利点です。

水を吸わないので足元から腐ることもありません。

ただし紫外線で色があせ、寒い時期に力がかかると割れることがあります。

天然木と人工木の性質の差はウッドデッキの選び方で解説しています。

トレリスでも同じ考え方が当てはまります。

アルミ・スチール

細い断面でも強度が出るため、格子が繊細でも植物の重さを支えられます。

アルミは軽くて錆びにくく、スチール(アイアン)は重量があるぶん自立性が高い

一方、塗装が剥げた箇所から錆が出ます。

屋外に置く金属家具と同じ手入れになるので、判断材料はガーデンチェアの選び方の素材別の手入れが参考になります。

トレリスのタイプ別に向いている人・向かない人

タイプ固定の方法向いている人向かない人
パネル型壁・フェンスにビスか結束バンド横に長い面を緑で覆いたい人、既存フェンスがある人壁に穴を開けられず、留める先も無い人
扇型壁面固定または鉢に差す通路や玄関脇など、足元の幅を残したい人下から上まで均一に覆いたい人
オベリスク型鉢の土に脚を差すベランダや庭の中央で単体で使いたい人浅い鉢しか置けない人、風の強い高層階の人
プランター一体型置くだけ(土の重さで自立)工具を使わず今日から始めたい人、賃貸の人根が深く張る植物を長く育てたい人

迷ったときは、留める先があるかどうかで二分してください。

壁かフェンスがあるならパネル型か扇型、無いならオベリスク型かプランター一体型に絞れます。

壁の幅と鉢の号数から、トレリスの寸法を逆算する

測る順番は、設置面の実寸・障害物の位置・鉢のサイズの3つです。

まず設置したい面の幅と高さをメジャーで測り、雨どい・給湯器の配管・室外機のように動かせないものの位置を書き足します。

カタログの寸法だけで買うと、雨どいをまたぐ位置に格子が来て留められません。

室外機まわりの寸法の取り方は室外機カバーの選び方で解説しています。

鉢に立てるタイプは、号数から逆算できます。

植木鉢の「号」は直径を表す単位で、1号がおよそ3cm、10号なら直径30cm、土の量は8.5L程度が目安です。

オベリスクの脚の開き幅がこの直径を超えていると、鉢の縁に脚が乗ってしまい安定しません。

近年は号数ではなくcmで直接表記する鉢も増えているので、表記が違うときは直径の数字同士で比べてください。

目隠しを兼ねる場合は、高さを座ったときの視線ではなく、立ったときの視線で考えます。

パネルを横に並べるなら、隣り合う板の間に数cmの隙間を取っておくと、多少の寸法誤差を吸収できます。

トレリス選びでよくあるミスマッチは、風と重さの見落とし

いちばん多い食い違いが、目隠しのために格子だけを買ってしまうことです。

トレリスは格子なので、それ自体はほとんど視線を遮りません。

植物が茂るまでには時間がかかり、日当たりや土の状態で伸び方も変わります。

すぐに隠したいなら、板を隙間なく張った目隠しフェンスのほうが目的に合います。

次に多いのが、茂った後の重さと風を計算に入れないことです。

つるが全面に広がると、格子は面で風を受ける壁に近づきます。

同じことは屋外の大きな面を持つ用品すべてに起きるので、風への備え方はガーデンパラソルの選び方の固定方法の考え方が当てはまります。

台風が近づく時期に取り外して寝かせられるかどうかも、買う前に想像しておくといいでしょう。

細かい点では、留め具が別売りかどうかも確認してください。

パネル本体に金具が付属せず、壁面用のブラケットやビスを別に買う製品もあります。

手入れの間隔は素材で変わり、天然木は塗り直しのたびにつるをほどく作業が発生します。

長く同じ場所に置くなら、そこまで含めて選ぶほうが後が楽です。

よくある質問

ラティスとトレリスは何が違いますか

どちらも格子状のパネルを指す言葉です。

売り場では、大判でフェンス代わりに使うものをラティス、つるの誘引用で細身のものをトレリスと呼び分けていることが多いです。

ただし規格として決まっているわけではないので、名前ではなく幅・高さ・板の厚みの表記で比べてください。

賃貸のベランダにトレリスを置けますか

置ける場合もありますが、条件が2つあります。

避難経路と避難ハッチをふさがないこと、そして手すりへの固定が管理規約で禁じられていないことです。

手すりに結束バンドで留める方法は、規約で外壁・手すりへの取り付けを禁止している物件では使えません。

管理会社に確認してから決めてください。

風で飛べば階下への落下事故になるため、自立型でも土の量が少ない鉢は避けます。

100均で買えるものでも足りますか

鉢に差す小型の支柱として使うなら選択肢に入ります。

用途が変わるのは、高さのある壁面や強い風が当たる場所です。

板が薄く留め具も簡易なものが多いため、面積の大きい設置には専門店の価格帯にある厚みのある製品のほうが向きます。

使う場所の高さで分けて考えてください。

つる植物がないとトレリスは使えませんか

使えます。

ハンギングの鉢を掛ける台として使ったり、壁面のデザインとして単体で立てたりする使い方があります。

植物を這わせない場合は風を受ける面積が小さいので、固定の条件は少し緩くなります。

天然木のトレリスは塗り直しが必要ですか

屋外に置くなら必要です。

塗り直しの間隔は日当たりと雨のかかり方で変わるため、年数では言い切れません。

足元と切断面から傷むので、塗るときはその2か所を先に塗ってください。

メーカーが耐用年数の目安を公表している製品もありますが、それは条件のよい場所での目安であり、保証された年数ではありません。

まとめ

トレリスは形の種類が多い用品ですが、絞り込みの順番は決まっています。

留める先があるかどうかで固定方法を決め、次に設置面の実寸と鉢の直径から寸法を出し、最後に塗り直しをする気があるかどうかで素材を選ぶ流れです。

この順で考えると、パネル型・扇型・オベリスク型・プランター一体型のどれを見ればよいかが自然に絞れます。

格子そのものは視線をほとんど遮らず、植物が茂れば風を受ける面積が増えます。

そこまで見込んでおけば、設置後に倒れて買い直すことは避けられます。

ぜひ本記事のタイプ別比較表と寸法の測り方を参考に、自分の庭やベランダに合うトレリスを選んでください。

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