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雨水タンクのデメリット|後悔しやすい点とボウフラ対策

雨水タンクのデメリット|後悔しやすい点とボウフラ対策

雨水タンクを設置して数カ月、水面に薄い膜が張り、底に泥のような沈殿が溜まっていませんか。

雨水タンクのデメリットは水質や手入れの手間だけではなく、満水時の重量、蚊の発生、設置スペースの確保、冬の凍結まで広い範囲に及びます。

200Lのタンクなら水だけで約200kgになり、置き場所の地面が沈めば本体が傾きます。

どれも設置前に分かっていれば対策できるものばかりですが、設置後に気づくと置き直しからやり直しになります。

本記事では、雨水タンクで実際に起きるトラブルの原因・自分でできる切り分け・原因別の手当て・次に選ぶときの条件を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

雨水タンクのデメリットは水質・重量・虫・場所の4方向から出る

起きている症状は違っても、原因をたどると行き着く先は限られています。

水が濁る・臭うといった水質の問題、満水時の重さによる傾きや沈下、蚊やボウフラの発生、そして思ったより場所を取るという設置上の問題です。

どれか1つだけが起きることもあれば、連鎖することもあります。

屋根とといを通った水が入るので、水質は水道水と別物になる

雨水タンクに溜まるのは、屋根に降った雨がといを流れてきた水なので、屋根の粉じん・鳥のふん・落ち葉・コケが一緒に入ります。

降り始めの雨ほど汚れを多く含み、晴天が続いたあとの一雨目は特に濁りやすいです。

溜めた水をそのまま長く置けば、有機物が分解して臭いの元になります。

飲用や調理には使えませんし、洗車に使うと塗装面に汚れの跡が残ることもあります。

満水時の重量で地面が沈み、本体が傾く

水は1Lで約1kgなので、100Lタンクなら水だけで約100kg、200Lなら約200kgが本体の重さに上乗せされます。

土の上やインターロッキングの上に直接置くと、満水と空の状態を繰り返すうちに片側だけ沈んで本体が傾きます。

傾けば取水口と水位の関係が崩れ、といからの導水がうまくいかなくなったり、オーバーフローの排水が想定外の方向へ流れたりします。

ふたの隙間と導水部が蚊の産卵場所になる

ボウフラは数mmの隙間から入った親蚊の産卵で発生するので、ふたを載せているだけのタンクや、といとの接続部に隙間があるタンクでは夏場に湧きます。水面に糸くずのようなものが泳いでいたら、それがボウフラです。

雨水タンクの不調を自分で切り分ける手順

症状から原因を絞るには、タンクを開けて水面と底を見るのがいちばん早いです。濁りが水面近くだけにあるのか、底に沈殿しているのかで、入ってきた汚れの性質が分かります。

確認したこと考えられる原因
底に砂や粒状の沈殿がある屋根の粉じん・コケ・砂が初期雨水と一緒に流入している
水面に膜が張り、臭いがある落ち葉や鳥のふん由来の有機物が分解している。滞留期間が長い
水面で数mmの虫が動いているふたか導水部に隙間があり、親蚊が産卵している
蛇口の高さと地面が水平でない設置面の沈下。満水時の荷重で片側が沈んでいる
雨が降っても水位が上がらないといの集水器の詰まり、または導水ホースの折れ

沈下しているかどうかは、水平器をタンクの天面に当てるか、タンクの側面と建物の壁との隙間を上下2カ所で測って比べれば分かります。

上下で隙間の差が出ていれば傾いています。

水位が上がらない場合は、空の状態といっぱいの状態を見比べるのではなく、といの集水器をのぞいて落ち葉が詰まっていないかを先に確かめてください。

原因別に、今できる手当て

濁りと臭いは、底の沈殿を抜いてから考える

底に沈殿が溜まっているなら、タンクの底部にあるドレン(排水口)から水を抜き切って、内部をホースで洗い流します。

ドレンが付いていない製品では、蛇口から出せる位置まで水位を下げたあと、残った水をバケツでかき出すことになります。

洗い流したあとも、といの集水器に落ち葉が溜まったままだと次の雨で同じことが起きるので、集水器のごみ受けも一緒に掃除してください。

溜めた水を庭の水やりに使い、常に入れ替わる状態にしておくほうが、止めて置くより臭いは出にくくなります。

傾きは、荷重を面で受ける土台を作り直す

すでに傾いているタンクは、水を抜いてから一度どかして、設置面を作り直してください。

土の上ならコンクリート平板やブロックを敷いて荷重を分散させ、平板の下は砕石を入れて突き固めます。

タンクの底面より一回り大きい面積で受けるのが基本で、脚の付いた製品でも脚の下だけを受けるのでは点で沈みます。

蚊は隙間をふさぐことでしか止められない

発生してしまったボウフラは水を抜いて洗い流すしかありませんが、再発を止めるには親蚊が入る経路をふさぐ必要があります。

ふたにパッキンが付いていない製品なら、ふたの縁に防虫ネットを挟んで載せ、といとの接続部にも隙間が残っていないか確かめてください。

オーバーフロー管の出口も、ネットを輪ゴムで留めておけば侵入口になりません。

手当てしても直らないときに考えること

掃除しても数週間で濁りが戻る場合、原因はタンク側ではなく屋根材やといの状態にあることがあります。

スレート屋根のコケ、といに積もった土、近くの落葉樹の葉が供給源になっていれば、タンクをいくら洗っても入ってくる汚れの量は変わりません。

初期雨水を捨てる分流装置が付いた製品に替えるか、といの清掃を先に手配するほうが根本的です。

傾きが直らない場合は、設置場所そのものを疑ってください。

埋め戻した土の上や、配管が通っている上は沈みやすく、平板を敷いても荷重で沈下が続きます。

設置面を作り直しても傾くなら、容量の小さいタンクに替えて荷重を減らすか、場所を移すかの二択になります。

本体にひび割れや白化が出ていて、そこから水がにじむようなら、補修材での応急処置は長持ちしないので、メーカーに部品が出るか問い合わせてください。

次に雨水タンクを選ぶときに見るべき条件

買い替えや増設を考えるなら、容量から決めずに置き場所の寸法と設置面の強さから決めてください。満水時の重量が置ける場所かどうかが先で、容量はそのあとに決まります。

確認する項目見るポイント
満水時の重量容量×1kgが目安。設置面がその荷重を受けられるか
ふたの構造パッキンや防虫網が付いているか、載せるだけか
ドレンの有無底の沈殿を抜ける排水口が付いているか
オーバーフロー満水後の水をどこへ逃がすか、向きを変えられるか
材質ポリエチレン製は軽いが紫外線で劣化する。日陰に置けるか
といの形状との適合角どいか丸どいか、径が合う集水器が用意されているか

寸法の測り方と、建物に沿って置くときの注意は物置と考え方が共通するので、置き場所の取り方から迷っている場合は小型物置の選び方で解説している置ける場所の測り方が参考になります。ベランダに置こうとしているなら荷重の制限が別の話になるので、ベランダ物置の選び方で解説している管理規約と風対策の考え方を先に確かめてください。

ここまでの条件に合う製品を見比べるなら、雨水タンクを容量と取り付け方で選ぶで解説しています。

雨水タンクのデメリット対策で効果が薄いもの

よく紹介される対策のうち、期待したほど結果につながらないものがあります。

ふたの上に重しを載せる方法は、ふた自体が飛ぶのは防げますが、ふたと本体の縁に隙間が残っていれば蚊は入ってくるので、虫対策にはなりません。

隙間をふさがない限り発生は止まりません。

水面に油膜を張ってボウフラの呼吸を止める方法も、雨水タンクでは勧められません。溜めた水を庭にまくなら植物に油が回りますし、オーバーフローから側溝へ流れ出ます。

塩素系の薬剤を入れて水を清浄に保つという方法も、雨水タンクの水は飲用ではないので目的に合いません。

屋根からの有機物が入り続ける状態では濃度が安定せず、散水に使ったときに植物への影響も読めません。

掃除の頻度を上げるか、初期雨水を捨てる仕組みを足すほうが現実的です。

もう1つ、タンクを日陰に移せば藻は生えないという説明も半分だけです。

直射日光が当たらなければ藻の発生は抑えられますが、落ち葉由来の臭いや底の沈殿は日当たりと関係なく溜まります。

遮光性のある本体色を選ぶことと、定期的に底を抜くことは別の対策として両方必要です。

よくある質問

雨水タンクの水は洗濯や風呂に使えますか

使えません。

屋根ととい経由の水には粉じんや鳥のふんが混ざるため、人の体に触れる用途には向かないです。

庭の水やり、打ち水、災害時の生活用水(トイレを流すなど)が主な使い道になります。

もし水が肌に付いて湿疹やかゆみが出た場合は、自己判断で市販薬を使わず医療機関に相談してください。

冬に凍って本体が割れることはありますか

氷点下が続く地域では、水が凍って膨らむ力で本体や蛇口が破損することがあります。

使わない季節は水を抜いて空にしておき、蛇口も開けたままにしておくと、内部に残った水が凍っても逃げ場ができます。

地域の最低気温と製品の使用温度範囲を照らし合わせて判断してください。

設置に許可や届け出は要りますか

戸建てで自分の敷地に置く場合、置き型のタンクなら特別な手続きが必要になることは通常ありません。

ただし自治体によっては雨水タンクの設置に助成制度があり、その場合は事前申請が条件になっていることが多いです。

といを加工して集水器を付ける作業が賃貸や分譲マンションの共用部に当たる場合は、管理組合や貸主の許可が別に要ります。

まとめ

雨水タンクで起きる不具合は、水質・荷重・虫・設置場所のどれかに原因があり、タンクを開けて水面と底を見れば大半は切り分けられます。

濁りと臭いは底の沈殿を抜いてといの集水器も掃除する、傾きは設置面を作り直して荷重を面で受ける、蚊はふたと導水部の隙間をふさぐ、という手当てがそれぞれ対応します。

ふたに重しを載せる、油膜を張る、薬剤を入れるといった方法は目的に合わないので、掃除の頻度か初期雨水を捨てる仕組みで対応してください。

ぜひ本記事の切り分け表と次に選ぶときの確認項目を参考に、置き場所の荷重から見直してみてください。

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