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プランターの土の再生手順|ふるい方と足す資材の目安

プランターの土の再生手順|ふるい方と足す資材の目安

シーズンが終わったプランターには、白い根の塊と、粉のように細かくなった土が残ります。

10号(直径30cm)の鉢なら土は8.5Lほど入るので、毎回そのまま捨てて買い直していると、量も手間もかさみます。

古い土から抜けているのは、水はけをつくっていた粒の構造と、肥料分の2つです。

この2つを戻す作業が土の再生で、根を抜く・ふるう・乾かす・混ぜ直すの4段階でだいたい終わります。

ただし前に何を育てたかによって、戻さずに別の用途へ回したほうがいい土もあります。

本記事では、再生の基本手順・使い回しで起きる不具合・道具の代用・前作ごとの分け方を解説します。

「プランター用土」はどれを選ぶ?
キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

古い根を抜いてふるうまでが、プランターの土の再生の本体です

再生といっても特別な資材は要りません。

順番だけが大事で、乾かす前に根とみじん(粒が崩れて粉のようになった細かい土)を抜いておかないと、あとの工程が全部やり直しになります。

株元をつかんで根を抜き、残った細い根も拾う

まず地上部を引き抜き、土の中に残った太い根をほぐしながら取り除きます。

細い根は指では取りきれないので、この段階では大きい塊だけで構いません。

根が残ったまま次の作を植えると、分解の途中で土が沈んで締まり、水の通り道がふさがれます。

ふるいで大きなゴミとみじんを落とす

園芸用のふるいに移し、粗い目で根や石、鉢底石を上に残し、細かい目でみじんを下に落とします。

手元に残った中間の粒が、次に使う土です。

みじんは水を含むと固まって隙間を埋めてしまうので、ここで抜けた量がそのまま水はけの回復量になります。

広げて日光と風に当てる

ブルーシートや大きめの容器に薄く広げ、晴れた日に数日置いて乾かします。

黒いポリ袋に入れて口を閉じ、日当たりのいい場所に置く方法もあります。

熱と乾燥で害虫の卵や菌を減らす狙いですが、家庭でできる範囲では完全に取り除けるわけではありません。

乾かす目的は、袋詰めしたときのカビと臭いを防ぐことだと考えたほうが確実です。

有機物と肥料分を混ぜ直す

乾いた土に腐葉土などの有機物を混ぜ、新しい培養土を足して量を戻します。

粒が崩れやすい培養土だった場合は、赤玉土を加えると水はけが立て直しやすくなります。

腐葉土は入れすぎると土が沈みやすくなるため、腐葉土の使い方で解説している量の目安を確認してから混ぜてください。

最後に元肥を入れて、植え付けまで数日置きます。

使い回した土は、水はけから崩れていきます

一作使った土は、見た目が変わっていなくても中身が変わっています。

水やりのたびに粒が崩れて細かくなり、その粉が隙間に詰まるので、水を注いだときに表面でしばらく溜まるようになります。

ここまで来ると、根は水と一緒に酸素も受け取れません。

肥料分の減りも同時に起きています。

プランターは容量が限られていて、雨や水やりで流れ出る分を土が抱え込めません。

地植えと違って地下から補われることもないので、追肥をしていても一作終わりには薄くなっています。

そこへ苗を植えると、初期の伸びが鈍いまま停滞します。

もう少し厄介なのが、前作の根と一緒に残る病害虫です。

土の中の状態は見て判断できないので、株が途中で枯れたプランターの土は、手順を踏んでも元通りとは考えないでください。

容量の小さい鉢ほど影響が出やすく、鉢のサイズごとの土量はプランターの選び方で解説しています。

土の再生でよくある失敗は、湿ったままの袋詰めと肥料の入れすぎ

乾かさずに袋へ入れて保管する

湿った土を袋に詰めて口を閉じると、中で温度と湿気がこもり、開けたときに白いカビと酸っぱい臭いが出ます。

こうなった土は、もう一度広げて乾かせば使えることが多いです。

保管するなら、袋の口を折り返す程度にして空気が抜ける状態にしてください。

ふるわずに根だけ抜いて済ませる

時間がないときに一番省略されるのがふるいの工程ですが、みじんが残ったままだと水はけは戻りません。

表面の水が引かない、鉢を持つと重い、下から水が出るまでに時間がかかる、といった症状が出たら、みじんが原因です。

植え替え前ならふるい直し、すでに植えてしまったなら次の作まで待って、その時に赤玉土を足してください。

粒の大きさの選び分けは赤玉土の使い方で解説しています。

肥料や石灰を勘で足す

薄くなった分を補おうとして多めに入れると、濃度が高くなって根を傷めます。

袋の表示にある1平方メートルまたは1L当たりの使用量と、施した後にどれくらい置くかを必ず確認してください。

なお元気がないときに使う活力剤は、窒素・リン酸・カリを与える肥料の代わりにはなりません。

両者の違いは活力剤と肥料の違いで解説しています。

道具はふるいと土を広げる場所があれば足ります

必須なのは、園芸用のふるい、土を広げるブルーシート、手袋の3つです。

ふるいは粗目・中目・細目の網が交換できるタイプが扱いやすく、粗目で根とゴミ、細目でみじんを分ける2工程を1つでこなせます。

手袋は土の乾燥で手が荒れるのを防ぐためで、薄いゴム引きのもので十分です。

代用が利くものもあります。

ブルーシートは大きめのゴミ袋を切り開けば代わりになりますし、乾かす場所は使っていない浅い衣装ケースでも構いません。

ふるいがどうしても手に入らないときは、平たいトレーに土を広げて手で根と塊を拾い分けるだけでも、大きなゴミは除けます。

ただしみじんは手作業では分けられないので、水はけの回復を目的にするならふるいは用意してください。

前に育てた植物と、元の土のタイプで戻し方が変わります

同じ科の植物を続けて植えると生育が落ちることがあるため、前作が何だったかで再生後の使い先を変えるほうが安全です。

トマト・ナス・ピーマンのナス科、キュウリなどのウリ科を育てた土は、次の作で同じ科に戻さず、葉物や豆類などに回してください。

ハーブや草花のあとの土は、比較的そのまま次の草花に使えます。

元の土のタイプでも作業量が変わります。

市販の培養土は軽く仕上げるためにピートモスやバーミキュライトが多く配合されていて、粒が崩れやすいので、ふるったあとに新しい培養土を足す量が多くなります。

反対に赤玉土を主体に自分で配合した土は、みじんを抜けば粒がそのまま残るため、有機物と肥料分を補うだけで済むことが多いです。

酸性寄りの土を好む植物に使い回すなら、鹿沼土との組み合わせも選択肢になります。

向いている植物の目安は鹿沼土の使い方で解説しています。

再生の間隔は一作ごと、作業は晴れが続く時期に合わせる

基本は一作終わるたびに再生します。

夏野菜を片付けた秋、冬の草花を抜いた春が、家庭菜園でいちばん多いタイミングです。

年に何作も回すプランターなら毎回、球根や多年草のように何年も植えたままの鉢なら、植え替えのタイミングに合わせてください。

時期の条件は乾かせるかどうかで決まります。

梅雨や長雨の続く時期は、広げても乾かないままカビが出やすいので、天気予報で数日晴れが続く週を選んでください。

真夏の直射日光は乾燥が早い一方、作業する側の熱中症の心配があるので、朝夕の時間帯に分けて進めるほうが現実的です。

冬は寒風に当てておくと乾きが進み、翌春の植え付けに間に合います。

よくある質問

古い土と新しい土は、どのくらいの割合で混ぜればいいですか

減った量を新しい土で埋めるのが基本で、半分を新しい培養土に置き換えるところから始めると失敗が少ないです。

水やりのあとに水が引くまでの時間を見て、次回の割合を調整してください。

崩れが激しい土は、新しい分を多めにしたほうが結果が安定します。

再生した土に肥料はどれだけ入れますか

製品の袋に書かれた使用量に従ってください。

プランターは容量が小さく、地面にまくときの量をそのまま入れると濃くなりすぎます。

三要素の見方や、緩効性と速効性の使い分けは肥料の選び方で解説しています。

植え付け後に足す分は液体肥料に切り替える方法もあり、薄め方の目安は液体肥料の選び方で解説しています。

石灰は必ず入れたほうがいいですか

入れる前に酸度を測ってください。

市販の酸度試験紙や測定器で調べ、育てる植物に合った範囲から外れているときだけ調整します。

石灰は製品によって性質と使用量が違い、施してから植え付けまで置く期間の指定もあるので、袋の表示を確認してから使ってください。

再生せずに処分したい土はどう捨てますか

土の扱いは自治体で分かれていて、一般ごみとして出せない地域もあります。

まず自治体の案内を確認し、対象外なら購入した園芸店やホームセンターに引き取りの有無を問い合わせてください。

庭で燃やしたり、公園や河川敷にまいたりはしないでください。

まとめ

「プランター用土」はどれを選ぶ?

プランターの土の再生でやることは、根とみじんを抜いて水はけを戻し、腐葉土と肥料分を足して量を埋めるところまでです。

乾かす工程を省くとカビと臭いが出て、ふるいを省くと水はけが戻りません。

前作がナス科やウリ科だった土、株が途中で枯れた土は、同じ植物に戻さないほうが安全です。

ぜひ本記事の4段階の手順と、前作ごとの使い先の分け方を参考に、シーズンの終わりに合わせて手を付けてみてください。

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