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種まきトレーの選び方|セル数の決め方とまき方の目安

種まきトレーの選び方|セル数の決め方とまき方の目安

園芸店の棚には、同じくらいの大きさのトレーが128穴と200穴で並んでいます。

この「穴」の数字は1枚に並ぶセル(窪み)の個数を指す表記で、外寸が近い製品どうしなら、数字が大きいほど1穴は小さくなります。

小さいセルは土が少なく、そのぶん乾きが早くなります。

1日1回の水やりで足りるつもりで200穴を買うと、日中に土が白く乾いて発芽が揃わないことがあります。

穴数のほかに、セルの深さ、底穴の大きさ、素材の厚みも製品ごとに違います。

同じ穴数と書いてあっても中身が揃わないため、数字だけで選ぶと受け皿に載らない、根が回るといったずれが出ます。

本記事では、穴数表記の意味・株数と育苗期間からの決め方・素材による使い回しの差・パッケージで確認する箇所を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

種まきトレーの「穴数」は、1枚に並ぶセルの数です

128穴と書かれていれば、1枚のトレーに128個のセルが並んでいます。

単位は「穴」または「セル」で、どちらの表記でも意味は同じです。

縦横の並びで「8×16」のように書かれている製品もあり、掛け算した数がそのまま穴数になります。

外寸はセンチかミリで別に表示されるので、穴数と外寸は必ず分けて読んでください。

ここで押さえたいのは、外寸が近い製品どうしを比べたときの関係です。

1枚の面積は変わらないまま穴が増えるので、穴数が多いほど1穴あたりの土の量は減ります。

土が少なければ乾くのも早く、水やりの間隔を詰めることになります。

反対に穴数が少ないものは1穴が大きく、根が張るまで植え替えずに置いておけます。

仕切りのない平トレーとの違い

底が平らで仕切りのないタイプは、播種箱(はしゅばこ)や平トレーと呼ばれます。

すじ状にまいて発芽させ、双葉が開いたところで1本ずつ掘り上げて移す使い方です。

セルに分かれたトレーは、はじめから1穴1株で育てて根鉢ごと抜けるので、掘り上げるときに根を切る心配がありません。

植え替えの手間を減らしたいなら、仕切りのあるタイプを選んでください。

セルトレーは穴数で向く用途が分かれます

製品のラインナップはメーカーごとに違いますが、穴数と用途の対応はおおむね共通しています。

目安として3つの範囲に分けて考えると選びやすくなります。

穴数の目安1穴の土量と乾き方向く使い方
50穴前後まで土が多く、乾きにくいキュウリやカボチャなど、大きな苗にしてから植える作物。育苗期間が長いもの
72〜128穴中間。1日1回の水やりで管理しやすいキャベツやブロッコリー、レタスなど、家庭菜園でよく使われる範囲
200穴以上土が少なく、晴天日は乾きが早いネギや葉物を一度に大量に育てる場合。短期間で植え付けるもの

数字の大きいほうが1枚でたくさん育てられるので得に見えます。

ただし、水やりを1日1回しかできない環境で200穴を選ぶと、土の量が足りずに苗が伸び悩みます。

置き場所に何回見に行けるかを先に決めてから、穴数を選ぶ順序にしてください。

必要な株数と育苗期間から穴数を決めます

決め方は3段階です。

最初に植え付けたい株数を数えます。

発芽しない種や間引く分を見込んで、必要数より少し多めにまくのが普通なので、穴数は植え付け予定数より余裕のあるものを選びます。

次に、まいてから植え付けまでの日数を確認します。

種袋に育苗日数の目安が書かれているので、そこを見てください。

最後に水やりの頻度を当てはめます。

育苗期間が長く、平日は朝しか水をやれないなら、穴数の少ない大きめのセルにしてください。

逆に短期間で植え付ける葉物なら、穴の小さいトレーでも管理できます。

途中で植え替える前提なら小さいセルでも足ります

セルで根が回ってきた段階でポリポットに移す方法もあります。

移す先の大きさは号で表記され、1号は直径3cmが目安です。

3号なら直径9cmで土の量は0.3L、5号なら直径15cmで1.3Lほどになります。

数字がひとつ増えるだけで土の量が大きく変わるので、苗の大きさに合わせて選んでください。

まく土そのものの選び方は、培養土の選び方で袋の配合表の見方から解説しています。

種まき用と表示された細かい土のほうが、小さなセルには詰めやすくなります。

素材で決まるのは、トレーを繰り返し使えるかどうかです

樹脂トレーは、薄手のものと厚手のもので扱いが変わります。

薄いポリスチレン系のトレーは軽くて安く手に入りますが、持ち上げたときにたわみやすく、角に力がかかると割れます。

厚手のポリプロピレン製や硬質樹脂の製品は反りにくく、土を落として乾かせば複数シーズン使える作りになっています。

屋外に置いたままにすると紫外線で樹脂がもろくなるため、使わない時期は日陰にしまってください。

そのまま植えられるタイプ

紙、ピート、ヤシ殻を固めたポットやトレーは、土に埋めると崩れていく素材です。

根を切らずに植え付けられる反面、側面から水が抜けるので樹脂製より乾きが早くなります。

給水を切らせない管理ができる場所向けです。

育苗トレーの底に敷いて水を張る底面給水と組み合わせる方法もありますが、水を張ったままにすると過湿になるので、土の表面が乾いてから足してください。

なお、素材ごとの使用回数はメーカーが目安として示しているもので、置き場所と扱い方で変わります。

同じ穴数でも、深さと底穴の大きさは製品ごとに違います

穴数の表記が規定しているのはセルの個数だけです。

1穴の深さ、底穴の直径、下に向かって細くなる絞りの角度、樹脂の厚みは各社の設計に任されています。

同じ128穴でも、浅いタイプと深いタイプの両方が売られていて、深いほうは大根やゴボウのような根が下に伸びる作物に向きます。

外寸もそろっていないので、専用の受け皿やトレーと組み合わせて使う場合は、寸法が合うか先に確かめてください。

合わないまま使うと、症状は決まった形で出ます。

セルが小さすぎれば根が壁に沿ってぐるぐると回り、抜いたときに根鉢が固く締まって植え付け後の伸びが鈍くなります。

土量が少ないトレーで水切れを繰り返すと、葉が硬くなって育ちが止まります。

反対に深すぎるセルで水をやりすぎると底に水が残り、根が傷みます。

底穴が小さい製品は水が抜けにくいので、水やりの量を控えめにしてください。

本葉が展開してから薄い液体肥料を与える場面もありますが、与える濃度と回数は肥料の選び方で三要素の見方とタイプ別の違いから解説しています。

よくある質問

最初の1枚はどの穴数を買えばいいですか

家庭菜園で数株から十数株を育てるなら、72〜128穴の範囲から選んでください。

1穴の土量が中間で、1日1回の水やりでも管理しやすい大きさです。

育てる作物が決まっていない段階では、この範囲が無駄になりにくいです。

必要な道具をまとめてそろえるなら、家庭菜園の始め方で最初にそろえる道具と手順を解説しています。

卵パックや食品トレーで代用できますか

代用はできますが、条件が2つあります。

底に水抜きの穴を開けること、そして深さが浅い容器では根が回りやすいので、早めに植え替えることです。

透明なプラスチック容器は側面が薄く、持ち上げると割れることがあります。

数株だけ試すなら十分で、数十株をまとめて育てるならセルトレーのほうが手間が減ります。

使い終わったトレーは来年も使えますか

厚手の樹脂製なら、土を落として陰干しし、乾いた状態で保管すれば翌シーズンも使えます。

角が欠けている、押すと白く筋が入る、反って平らに置けないといった状態になったものは交換してください。

苗が病気で枯れたトレーを再利用する場合は、土をきれいに落として十分に乾かします。

植え付け後の鉢やプランターの選び方は、プランターの選び方で素材とサイズによる育ち方の違いを解説しています。

まとめ

穴数は1枚に並ぶセルの数で、外寸が近い製品なら数字が大きいほど1穴の土は少なく、乾きも早くなります。

植え付けたい株数、種袋に書かれた育苗日数、1日に水をやれる回数の3つを当てはめれば、選ぶ範囲は自然に絞られます。

穴数が同じでも深さと底穴の大きさは製品ごとに違うので、パッケージの外寸とセルの深さまで見てください。

素材は、シーズン限りで割り切るか、洗って数年使うかで決まります。

ぜひ本記事の穴数別の表と、株数から決める3段階の手順を参考に、置き場所と水やりの回数に合ったトレーを選んでください。

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