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人工芝のデメリット|熱さ・虫・寿命への対策と選ぶ基準

夏の午後に裸足で人工芝の上へ出ると、数秒で足を引っ込めたくなります。

雨の翌日には水が引かない場所ができ、継ぎ目に沿って線が浮いて見えることもあります。

こうした不満は人工芝そのものの欠点というより、下地・固定・芝丈のどこかが噛み合っていないために起きています。

継ぎ目から伸びる雑草がその典型で、原因が下に敷いた防草シートの重ねしろ(シートどうしを重ねる幅)の不足なら、目付350g/㎡の厚いシートに替えても同じ場所から草は出ます。

本記事では、人工芝のデメリットが出る原因・症状からの切り分け方・原因別の手当て・張り替えの判断・次に敷くときの条件を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

人工芝のデメリットが出る原因は、下地側と製品仕様側に分かれます

下地と固定で起きるもの

人工芝はロール状のシートなので、下にある面の形がそのまま表面に出ます。

土のまま転圧せずに敷けば歩くたびに沈み、勾配が取れていない場所では雨水が抜けずに残ります。

端をピンで留めていなければ風で持ち上がり、いったん穴が広がったピンは抜けやすくなります。

継ぎ目や端から草が伸びるのも、多くはこちら側の問題です。

防草シートを重ねずに突き合わせただけ、あるいは端が浮いていれば、その隙間が草の通り道になります。

芝丈と素材で起きるもの

樹脂の葉は日射を受けると熱を持ちます。

真夏に表面が熱くなるのは製品を替えても避けられず、日陰を作るかどうかで差が出ます。

芝丈が長いものは見た目が柔らかい反面、人がよく通る動線では葉が寝て光り、その筋だけ色が違って見えます。

火にも弱く、花火やコンロの炭が落ちれば溶けて穴が残ります。

芝丈と密度で見た目と耐久がどう変わるかは、人工芝の選び方で解説しています。

症状から原因を絞る5つのチェック

手当ての前に、どちら側の原因かを見分けてください。

全面で起きているなら製品や下地全体、一部だけなら施工の不備という切り分けが基本になります。

症状確かめること有力な原因
雨の翌日も水が引かないその場所を踏むと沈み込むか下地の転圧不足と勾配不足
歩くとふかふかする、凹む同じ場所だけか全面か土に直敷き、砂の厚みのむら
端や継ぎ目がめくれるピンの間隔と、抜けやすさ固定不足、ピン穴の広がり
継ぎ目や端から草が伸びる下の防草シートの重ね幅重ねしろ不足、シート端の浮き
葉が寝て筋が見える動線だけか、全面か芝丈が長い、継ぎ目で葉の向きが違う

全面をはがす前にできる、原因別の手当て

水たまりと凹みへの手当て

水がたまる範囲だけをめくり、下の砂を足して踏み固め、水が流れる方向へわずかに傾けてから戻します。

範囲が1㎡程度なら半日で終わりますが、庭の広い面で沈み込むなら下地からやり直すほうが早いです。

土の上に直接敷いてある場合、砂を入れずに上から踏んでも凹凸は戻りません。

めくれと継ぎ目への手当て

めくれは、抜けたピンの位置をずらして打ち直します。

同じ穴に打ち直しても効きが弱いためです。

継ぎ目が開いているなら、下に防草シートを差し込んで重ねしろを10cmほど確保し、そのうえで人工芝側を接合します。

継ぎ目の処理に使う資材の選び方は、人工芝のジョイントの選び方で解説しています。

熱さと寝た葉への手当て

表面温度は日陰を作るのがいちばん確実です。

シェードやパラソルで直射を切れば、日なたとの差がはっきり出ます。

寝た葉は硬めのデッキブラシで芝目に逆らうように起こしますが、毎日歩く動線は完全には戻りません。

落ち葉や砂が根元に溜まっていると余計に寝るので、人工芝の掃除の方法で解説している手順で先に取り除いてください。

手当てで戻らない人工芝は、張り替えの時期を疑います

紫外線を受け続けた製品は、葉が抜ける・基布が硬くなる・ピン穴が裂けるという形で寿命が出ます。

この段階に入るとブラッシングや打ち直しでは戻りません。

メーカーは耐用年数の目安を公表していますが、これは保証値ではなく、直射日光が強い場所や人の通行が多い場所では短くなります。

部分交換で済ませたい場合、同じ品番でも製造時期によって色が違って見えることがあります。

見える面をまとめて替え、古いほうを目立たない場所に回すほうが仕上がりは揃います。

撤去と搬入の前に、ロールの幅と長さ、そして庭までの通路の幅を測っておいてください。

次に敷く人工芝は、下地と芝丈から決めます

不満の多くが下地で決まるため、製品を選ぶ前に敷く面をどう作るかを決めるほうが失敗しません。

土・砂利・コンクリートのどれに敷くかで手順が変わる点は、人工芝の下地の作り方で解説しています。

防草シートは、目付と厚みの数字で厚さの見当がつきます。

ザバーン350グリーンは目付350g/㎡で厚み0.8mm、ザバーン240グリーンは240g/㎡で0.64mm、ザバーン136グリーンは136g/㎡で0.4mmです。

メーカーのグリーンフィールドは、ザバーン350について曝露した状態で10年以上を目安としています。

プランテックス240のようなブラウン/ブラックのリバーシブル品は、砂利下または植栽ワッシャー工法で使うようメーカーが案内しています。

芝丈は、見た目を取るか歩きやすさを取るかで決めてください。

人が毎日通る動線や物を置く場所には短めのほうが向きます。

犬を遊ばせる庭では、排泄物を水で流せることと葉の抜けにくさが条件になり、ドッグラン用人工芝の選び方で解説している条件が参考になります。

効果が薄い対処と、人工芝ではやらないほうがいいこと

打ち水は水が蒸発しているあいだだけ表面温度が下がり、乾けば元に戻ります。

子どもやペットが使う時間帯に合わせるなら意味がありますが、日中ずっと涼しくしておく方法にはなりません。

継ぎ目から出る草に薬剤をまく方法は、製品ラベルの登録内容と使用方法を確認してから判断してください。

いずれにしても、重ねしろの不足や端の浮きという原因が残っている限り、同じ場所から草は繰り返し伸びます。

高圧洗浄機をノズルを近づけて当てるのも避けてください。

基布を傷めたり、砂を充填するタイプでは充填材を吹き飛ばしたりします。

距離を取り、扇状に広がるノズルで流す使い方が前提です。

機種ごとの水圧の違いは高圧洗浄機の選び方で解説しています。

なお人工芝に肥料や目土、芝刈りは不要です。

手入れの手間を比べて天然芝に戻す選択も検討しているなら、芝刈り機の選び方で必要な道具が分かります。

よくある質問

夏の人工芝はどのくらい熱くなりますか

表面温度は日射の強さ、風、芝丈で変わるため一律の数字は示せませんが、直射が続く日には裸足で歩けないほど上がります。

日陰を作り、裸足で出る前に手で触って確かめてください。

やけどが心配な症状が出た場合は、自分で処置せず医療機関に相談してください。

人工芝の下に防草シートは本当に必要ですか

必要です。

人工芝には水を抜くための穴が開いているので、下から草が伸びてきます。

シートを敷くときは重ねしろを10cmほど取り、端が浮かないようピンで留めてください。

シートを敷いていても、継ぎ目や端の処理が甘ければ草は出ます。

ふかふかして沈む場所があるのは製品の不良ですか

製品より下地が原因のことが多いです。

全面ではなく一部だけ沈むなら、その下の砂の厚みが足りないか、転圧が甘い可能性が高いです。

まずその範囲だけめくって砂を足し、踏み固めてから戻してください。

まとめ

人工芝のデメリットとして挙がる症状は、水はけ・凹み・めくれ・継ぎ目の草のように下地と固定で決まるものと、夏の熱さや葉の寝のように芝丈と素材で決まるものに分かれます。

前者は範囲を限って手当てできますが、後者は次に選ぶ製品と日陰の作り方で減らしていく話になります。

葉が抜けて基布が裂け始めた人工芝は、手当てでは戻りません。

ぜひ本記事の症状別チェック表と原因別の手当てを参考に、自分の庭がどちら側の原因なのかを見分けてから、手を入れる範囲を決めてください。

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