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芝生の張り方の手順|目地の取り方と植える時期の目安

ホームセンターの園芸コーナーに積まれた切り芝(土付きの芝をマット状に切り出したもの)は、束のまま置いておくと数日で葉が黄色くなってきます。

ところが、芝生の植え方でいちばん手間がかかるのは張る作業ではなく、その前の整地です。

凹凸を残したまま張ると、あとから目土(めつち)を足しても水たまりと段差は消えません。

張り方にはべた張り・目地張り・市松張り・すじ張りの4タイプがあり、隙間の取り方で全面が緑になるまでの期間と、その間に雑草が入る量が変わります。

下地が土か砂利かコンクリートかで、張る前にやることも別になります。

本記事では、下地づくりから目土までの手順・張り方4タイプの選び分け・張ったあとに出やすい失敗の直し方・下地別に変わる作業を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

芝生の植え方は、張る前の整地でほぼ決まります

切り芝を並べる作業そのものは、6畳ほどの面積なら半日もかかりません。

時間と体力を使うのは、その前の除草・耕し・整地です。

ここを省いた分は、あとから必ず段差か水たまりとして残ります。

生えている雑草を根ごと取り、土を耕す

まず、地面に生えている雑草を根から抜きます。

地上部だけ刈って土をかぶせると、多年草の根が芝の下から伸びてきます。

抜き終わったらスコップの刃が隠れる深さまで土を起こし、出てきた石・木片・古い根を取り除いてください。

土が硬く締まっている場所では、砂や土壌改良材を混ぜて水はけを整えます。

粘土質の庭ほどこの作業が後々の生育を左右します。

勾配をつけてから、面を締める

整地では、平らにするのと同時に水の抜け道をつくります。

建物から離れる方向へゆるく傾け、雨水が一か所に溜まらないようにします。

レーキやトンボで均したら、板を敷いて上から踏むか転圧ローラーで土を締めてください。

締めずに張ると、あとで土が沈んで芝の面が波打ちます。

踏んだあとに凹んだ場所へ土を足し、もう一度均すところまでが整地です。

切り芝を張り、目土をかけて水をやる

切り芝は土の面に密着させるのが基本で、浮いた部分は根が土に入りません。

並べ終えたら上から踏むか板で押さえ、目土を全面にかけて箒(ほうき)で目地に掃き込みます。

目土は目地の乾燥を防ぎ、葉の高さを揃える役割があります。

最後にたっぷり散水し、土が乾く前に次の水をやってください。

張った直後の1〜2週間は、根が土をつかむまでの期間なので、上を歩かないようにします。

芝生の張り方は4タイプ|隙間の取り方で埋まるまでの期間が変わります

切り芝を隙間なく敷き詰めるか、間隔を空けて枚数を減らすかという違いです。

空けた隙間は芝が横に伸びて埋まりますが、埋まるまでのあいだは土が露出し、そこへ雑草の種が落ちます。

張り方並べ方必要な枚数向く場面
べた張り隙間なく敷き詰めるいちばん多い早く全面を緑にしたい、雑草の侵入を抑えたい
目地張り数センチの目地を空けて並べるやや少ない枚数を抑えつつ、一年で埋めたい
市松張り市松模様に互い違いに置く少ない広い面積を少ない枚数で覆いたい
すじ張り帯状に並べ、間を空ける少ない斜面や広場など、時間をかけて広げる場所

庭で使うならべた張りか目地張りのどちらかで足ります。

隙間を空けた張り方を選ぶなら、埋まるまでの期間に雑草を抜く手間が増える前提で決めてください。

生えてきた雑草の抜き方は芝生の雑草の対策で解説しています。

張ったあとに出やすい3つの失敗と、その直し方

凹凸を残したまま張って水たまりができた

雨のあとに一部だけ水が残る場合、下の土が凹んでいます。

目土を厚く盛って解決しようとすると、芝が埋まって枯れます。

その部分の切り芝を一度めくり、砂や土を足して踏み固め、元に戻してください。

範囲が広いときは張り直したほうが早く済みます。

転圧と目土が足りず、目地から乾いて枯れた

切り芝の切り口は乾きやすく、目地に土が入っていないと端から茶色くなります。

目土を足して掃き込み、上から軽く踏んで密着させます。

それでも根が浮いているようなら、その1枚を外して下の土を均し直します。

水をやりすぎて、地面がいつも湿っている

張った直後は乾かさないのが原則ですが、根が入ってからも毎日たっぷりやり続けると土が締まって空気が入らなくなります。

表面が乾いてから与える間隔に切り替えてください。

湿った状態が続き、混ぜ込んだ有機物が分解する過程でキノコが出ることもあります。

原因と手入れは芝生にキノコが生える原因と対処で解説しています。

道具はスコップとレーキが中心|代用が利くものと利かないもの

必要なものは多くありません。

土を起こすスコップ、面を均すレーキかトンボ、目地に掃き込む目土、水をやるホースかジョウロ、この4点があれば張れます。

ふるいは目土を細かく散らすのに便利ですが、箒で掃き込めば代わりになります。

転圧ローラーも、コンパネなどの板を敷いて上を歩く方法で代用できます。

一方で、目土は代用が利きません。

庭の掘り返した土をそのまま使うと、石や雑草の種が混ざります。

園芸用の目土か砂を用意してください。

芝が定着したあとに必要になる刈り込みの道具は、面積と芝の種類で選び方が変わります。

リール式とロータリー式の違いは芝刈り機の選び方で解説しています。

芝生を植える時期は、暖地型か寒地型かで分かれます

高麗芝や野芝のような暖地型の芝は、気温が上がってから伸びます。

植えるのは春から初夏が一般的で、この時期に張れば根が入るまでの生育期間を確保できます。

真夏に張ると水切れを起こしやすく、冬は根がほとんど伸びません。

ケンタッキーブルーグラスなどの寒地型は反対の性質で、涼しい時期に伸びます。

秋か春に手を付けるのが基本です。

どちらも地域の気候で前後しますし、真夏と真冬を避ける点は共通しています。

買った切り芝をすぐ張れないときは、束を広げて日陰に置き、乾かないように水をかけておいてください。

下地が土か砂利かコンクリートかで、芝生の植え方は変わります

土の庭であれば、除草から転圧までの手順をそのまま進められます。

砂利敷きの場所は、砂利を取り除いてから土を入れてください。

砂利の上に土を薄く盛っただけでは根が下へ伸びず、乾きやすい層に根が留まります。

真砂土(まさつち)で固められた地面も同じで、表面を耕して改良材を混ぜる作業が必要です。

コンクリートやタイル、マンションのベランダでは天然芝を張れません。

排水と土の厚みが確保できないためです。

この条件で緑を敷きたいなら人工芝が現実的で、下地づくりから固定までの流れは人工芝のDIY手順で解説しています。

芝丈や密度で見た目と踏み心地が変わる点は人工芝の選び方で解説しています。

混同されやすいのが防草シートの使い方です。

防草シートは数年単位で敷きっぱなしにする資材で、人工芝や砂利の下に使うものです。

天然芝の下に敷くと根が土に届かないため、張る前に敷いてはいけません。

よくある質問

芝生を張ってから、どのくらいで上を歩けますか

根が下の土に入るまでは踏まないでください。

張った直後は切り芝がずれ、目地が開きます。

生育期に張った場合でも数週間は見ておきたいところで、気温や散水の状況で前後します。

端を軽く持ち上げて土に抵抗を感じるようになれば、根が入り始めた状態です。

目土は省いてもいいですか

省かないでください。

目地に土が入っていないと切り口から乾き、そこだけ枯れます。

目土は面の凹凸を埋めて葉の高さを揃える役割も持っています。

かける量は、葉の先が見える程度が目安です。

芝が完全に埋まる厚さまで盛ると、光が届かずに弱ります。

防草シートを敷いてから芝生を張れますか

天然芝ではできません。

根が土へ伸びられず、水と養分も届きません。

雑草を抑えたいなら、張る前に根ごと除草しておくこと、そしてべた張りで土の露出を減らすことが対策になります。

防草シートを使うのは人工芝や砂利を敷く場合です。

張った直後に肥料や活力剤を与えたほうがいいですか

張った直後は根が傷んでいるので、肥料は控えて水やりに専念してください。

肥料は窒素・リン酸・カリを与えるもの、活力剤は微量要素などを補うもので、役割が違います。

活力剤は肥料の代わりにはなりません。

どちらも製品ごとに濃度と与える間隔が決められているので、ラベルの表示に従ってください。

まとめ

芝生を張る作業でつまずくのは、たいてい張り方ではなく整地の詰めが足りない場合です。

雑草を根ごと抜き、石を取り、勾配をつけて土を締めるところまでをやっておけば、あとは切り芝を密着させて目土を掃き込み、乾かさないように水をやるだけです。

下地が砂利やコンクリートなら、張る前の作業がまるごと変わります。

ぜひ本記事の張り方4タイプの表と下地別の手順を参考に、ご自宅の庭の条件に合う進め方を決めてから切り芝を用意してください。

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