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人工芝のDIY手順|下地づくりから固定までの流れと道具

人工芝を敷いて一年ほど経つと、継ぎ目が浮いて、その隙間から雑草が伸びてきます。

原因は人工芝そのものではなく、たいていその下にあります。

整地と転圧が足りないと地面が部分的に沈み、下に敷いた防草シートの重ねしろが開いてしまうからです。

ザバーン350グリーンのように目付350g/㎡・厚み0.8mmという厚手のシートを選んでも、端が浮いていればそこから草は出ます。

逆に言えば、DIYで差が付くのは芝の選定よりも、芝を広げる前の作業です。

本記事では、人工芝を敷くまでの手順、転圧を省いたときに起きること、土・砂利・コンクリートで変わる下地づくり、失敗したときの直し方を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

人工芝のDIYは、芝を広げる前の下地づくりで仕上がりが決まります

作業の流れは、範囲を測る、草を抜いて地面を削る、転圧する、防草シートを敷く、人工芝を固定するの5段階です。

このうち時間がかかるのは前半の3つで、人工芝を広げる作業自体は半日もかかりません。

順序を入れ替えられる工程はないので、面倒な部分を先に片づける前提で予定を組んでください。

敷く範囲を測って数量を出す

メジャーで縦横を測り、ロール幅で割り付けます。

ロール幅は製品によって違うので、幅が分かってから何列必要かを数えるほうが無駄が出ません。

人工芝は毛の向きが揃っている製品が多く、列ごとに向きを変えると光の反射が変わって色ムラに見えます。

同じ向きで並べる前提で数量を出してください。

防草シートも同じで、ザバーン350グリーンなら1m×30m、2m×30m、3m×20mといった規格があり、選ぶ幅で継ぎ目の本数が変わります。

継ぎ目が少ないほど、雑草の出口も減ります。

草を抜いて地面を削り、転圧する

地表の草は根ごと抜き、抜いたあとに残った根や石も取り除きます。

そのうえで地面を人工芝と防草シートの厚みぶん削り、周囲の高さと揃えます。

削ったら水平を確かめながら、トンボや角材で平らにならしてください。

仕上げに転圧をかけます。

踏み固めるだけでも多少は締まりますが、面積が広いときは転圧板やタンパーを使ったほうが均一になります。

ここで締めた地面が、そのまま数年ぶんの平らさになります。

防草シートを重ねて敷き、人工芝を固定する

防草シートは、隣り合う列を10cmほど重ねて敷き、重ねた部分と端をピンで留めます。

ピンの間隔と本数はメーカーの施工説明に従ってください。

シートを敷いたら人工芝を仮置きし、半日ほど広げたままにして巻きぐせを落ち着かせます。

そのうえで継ぎ目を突き合わせ、端からU字ピンで固定していきます。

芝丈や密度の違いで見え方がどう変わるかは、人工芝の選び方で解説しています。

転圧を省くと、翌年の見た目と草の量が変わります

転圧をかけずに人工芝を敷くと、人が歩く動線や物を置いた場所だけが沈みます。

数mmの沈下でも、面で見ると波打って見えます。

そして沈んだ部分では防草シートが引っ張られ、重ねしろが数cm開くことがあります。

開いた隙間には日光が入るので、そこだけ草が伸びます。

厄介なのは、この症状が敷いた直後には出ないことです。

梅雨と冬を一度越えて、翌春に一気に見えてきます。

その時点で直そうとすると、人工芝と防草シートをはがして土を足し、もう一度転圧して敷き直すことになり、初回の作業をほぼやり直す量になります。

逆に言えば、初回に半日多く使って地面を締めておけば、この作業をしなくて済みます。

土・砂利・コンクリート、下地によって作り方が変わります

同じ人工芝でも、下が何かによって前の工程がまるごと変わります。

土なら整地と転圧と防草シート、砂利ならレベル出しが中心で、コンクリートなら防草シートそのものが不要です。

下地やること固定の方法
土・砂の地面草を抜いて削り、転圧してから防草シートを敷くU字ピンで地面に打ち込む
砂利敷き砂利をならして高さを揃える。凹凸が大きい場合は砂利を足すピンが利きにくいため、端の押さえを併用する
コンクリート・タイル汚れと苔を落として乾かす。防草シートは不要接着剤や両面テープ。排水口はふさがない

防草シートは下地によって選ぶ品番も変わります。

ザバーン240グリーンは目付240g/㎡・厚み0.64mmで、グリーンは表に出す前提の色です。

一方、プランテックス240はブラウンとブラックのリバーシブルで、砂利下または植栽ワッシャー工法で使うようメーカーが案内しています。

人工芝の下は日光が当たらないので、色よりも目付と厚みで選ぶほうが実用的です。

下地ごとの手順をさらに細かく分けたい場合は、人工芝の下地の作り方で解説しています。

人工芝DIYでよくある失敗と、その直し方

継ぎ目に段差ができた

原因は下地の高さのズレか、人工芝の端を切りすぎたかのどちらかです。

高さのズレなら、その列だけめくって砂を足し、踏んで締め直します。

切りすぎて隙間が開いている場合は、余った端材から細く切り出して差し込み、両側をピンで押さえます。

段差を残したまま上から砂を撒いても、雨で流れて元に戻ります。

毛の向きがバラバラで色ムラに見える

敷き終わってから気づくことが多い失敗です。

毛の向きは芝を上から手でなでれば分かります。

倒れる方向が列ごとに違うなら、その列を裏返して向きを揃え直してください。

全面を張り替える必要はありません。

仮置きの段階で全列をなでて確かめておけば、この手戻りは起きません。

端が浮いて足で引っかかる

ピンの間隔が広すぎるか、切り口が壁や縁石に届いていないかです。

壁際は1〜2cm短めに切ってからピンで引き寄せる形にすると、突っ張らずに収まります。

すでに浮いている箇所は、浮きの中心と両側の3点にピンを追加してください。

放置すると引っかかって毛がちぎれ、その部分だけ地肌が見えます。

必要な道具と、代用が利くもの

買い足す必要があるのは、U字ピン、防草シート、カッターの替刃、そしてメジャーです。

ピンは本数を多めに見ておいてください。

足りなくなると固定間隔が広がり、それが端の浮きにつながります。

カッターは切れ味が落ちると人工芝の基布が引っ張られて切り口が波打つので、替刃はまとめて用意します。

一方、代用で足りるものもあります。

地面をならすトンボは角材で足りますし、転圧板は面積が狭ければ足で踏み固めても差は出にくいです。

庭の広さが数十平方メートルになる場合は、レンタルで転圧機を借りるほうが仕上がりが安定します。

刈り残した雑草が多いときは草刈り機を先に入れることになりますが、保護メガネ・手袋・長靴を着けて、刃のガードは外さずに使ってください。

機種の選び分けは草刈り機の選び方で解説しています。

人工芝を敷いたあとの手入れと、張り替えの目安

人工芝に肥料や目土は要りません。

やることは落ち葉の除去と、毛を起こすブラッシングの2つだけです。

落ち葉は放置すると分解して土になり、そこから草が生えるので、季節の変わり目にまとめて取り除いてください。

ブラッシングは人がよく通る動線だけでも構いません。

日常の掃除の道具は人工芝の掃除の方法で解説しています。

張り替えの間隔は、日当たりと歩く頻度で大きく変わるので、年数で断定できません。

判断の目安になるのは、毛がブラッシングで起きなくなったかどうかと、基布が裂けてピンが利かなくなったかどうかです。

防草シート側については、ザバーン350グリーンが曝露で10年以上、ザバーン240グリーンが曝露で約5〜10年をメーカーが目安として公表しています。

あわせて、砂利を敷設した状態では全品種が半永久的に劣化しないともしています。

人工芝の下は日光が遮られる環境なので、曝露の数値よりは長く持つ条件と考えられます。

ただし保証値ではありません。

熱のこもりや虫など、敷いてから気になりやすい点は人工芝のデメリットと対策で解説しています。

よくある質問

防草シートなしで人工芝だけ敷いてもいいですか

土の上に直接敷くのは避けてください。

人工芝の基布には水抜きの穴が開いているため、そこから草が伸びます。

穴の位置は製品で決まっているので、避けて敷くこともできません。

コンクリートやタイルの上に敷く場合は、下から草が来ないので防草シートは不要です。

継ぎ目はテープと接着剤のどちらで留めますか

下地で変わります。

土や砂の地面ならU字ピンでの固定が基本で、継ぎ目も両側からピンを打って押さえます。

コンクリートの上はピンが打てないので、接着剤や屋外用の両面テープを使います。

どちらの場合も、製品の施工説明で指定された方法を先に確認してください。

DIYはどのくらいの時間を見ておけばいいですか

面積と下地で変わりますが、時間を取られるのは草抜きと整地です。

土の庭では、草を抜いて削って転圧するところまでで1日、防草シートと人工芝の敷設でもう半日というのが見当としては現実的です。

人工芝を仮置きして巻きぐせを落ち着かせる時間も要るので、2日に分けたほうが無理がありません。

犬を遊ばせる場所でも同じ手順で敷けますか

下地づくりの手順は同じです。

ただし、掘り返しに耐える固定と、排尿を流せる水はけが必要になるため、選ぶ製品の条件が変わります。

求められる仕様はドッグラン用人工芝の選び方で解説しています。

まとめ

人工芝のDIYで翌年の見た目を決めるのは、芝を広げる前の整地と転圧、そして防草シートを10cm重ねて端まで留めたかどうかです。

下地が土なら整地から、砂利ならレベル出しから、コンクリートなら清掃と乾燥から始まり、コンクリートでは防草シートそのものが要りません。

ザバーンやプランテックスの目付と厚みは選ぶ手がかりになりますが、耐用年数はメーカーが示す目安で、日当たりや通行量で前後します。

ぜひ本記事の下地別の作業表と失敗の直し方を参考に、自分の庭の下地を確かめてから道具と数量をそろえてください。

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