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シマトネリコの剪定時期|伸びすぎた枝の切り方と道具の目安

春に切りそろえた枝先から、梅雨明けにはもう新しい枝が何本も飛び出しています。

シマトネリコは常緑樹のなかでも生長が早く、庭に植えたまま数年放っておくと、2階の窓や電線に届く高さまで伸びることがあります。

伸びたからといって真冬に強く切り戻すと、切り口のまわりが寒さで傷むことがあります。

もともと暖かい地域で育つ木で、霜や寒風に強いほうではないためです。

切る時期は芽が動き出す4〜5月と、枝が伸びきる前の6〜7月に寄せ、遅くとも9月までに終えるのが庭木としては扱いやすい進め方になります。

本記事では、シマトネリコの剪定時期の決め方・冬に切る場合の限界・株立ちを透かす切り方・鉢植えでの扱いを解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

シマトネリコは伸びる時期が長く、切る時期を外すと樹形が戻らない

庭木として植えられるシマトネリコは、春に芽吹いてから秋口まで枝を伸ばし続けます。

落葉樹のように「冬に葉が落ちて枝ぶりがよく見える時期」がはっきりしないので、切りどきを見失いやすい木です。

しかも切られた場所からは新しい芽が勢いよく出るため、時期を外して深く切ると、翌年には切り口の近くから細い枝が何本も立ち上がって、かえって混み合います。

株立ちは内側から混んでいく

シンボルツリーとして売られているシマトネリコは、幹が数本まとまった株立ち仕立てが主流です。

この形は外側から見ると涼しげですが、内側に向かって伸びた枝が重なりやすく、放っておくと株の中心が暗くなります。

風が抜けなくなると枝葉が蒸れやすく、ハダニやカイガラムシがついても見つけにくくなります。

外周をきれいに刈り込むだけの手入れでは、この内側の混み具合は変わりません。

シマトネリコの剪定時期は4〜5月と6〜7月、9月までに終える

年に2回、春と初夏に分けて手を入れるのが基本の組み立てです。

時期ごとに切る量と目的が違います。

時期作業の内容注意する点
4〜5月樹形を決める剪定。高さを抑える、不要な幹を抜く芽吹きを確認してから切ると、枯れ枝と生きた枝を見分けやすい
6〜7月伸びた枝の切り戻しと、内側の透かし白い小花が咲く時期にあたるため、花を見たい年は咲き終わってから
8〜9月飛び出した枝だけを軽く整える切る量を抑える。全体を刈り込む作業には向かない

9月を過ぎたら大きく切らない

秋に深く切ると、木は新しい芽を出そうとします。

その柔らかい芽が伸びきらないうちに気温が下がると、寒さで傷みやすくなります。

10月以降に気になる枝が出てきた場合は、翌春まで待つか、明らかに枯れている枝と、通行の邪魔になる枝だけを抜く程度にとどめてください。

同じ常緑樹でも花芽の付き方で適期が変わる木があり、たとえば秋に香る木の扱いはキンモクセイの剪定時期で解説しています。

真冬の剪定は枝先の抜き取りまで|寒さで切り口が傷むことがある

12月から2月にかけて、シマトネリコを強く切るのはおすすめできません。

この時期は木の動きが鈍く、切り口がふさがるまでに時間がかかります。

そこへ霜や寒風が当たると、切った枝の付け根から下へ枯れ込むことがあります。

関東以西の平地でも、風の通り道や北側の壁ぎわに植えている株では起こりえます。

それでも冬に手を入れたい事情はあります。

落ち葉が隣家に飛ぶ、駐車場の上に枝が張り出している、といった場面です。

その場合は、太い枝を途中で切るのではなく、飛び出している細い枝を1本ずつ付け根から抜いてください。

全体の形を変えず、当たっている部分だけを減らす作業なら、木への負担は小さくなります。

高さを下げる作業や、幹を1本抜くような大きい手入れは、気温が上がってからにしましょう。

株立ちは切り詰めずに抜く|内側を透かすと風と光が通る

枝の途中で切りそろえる刈り込みは、生け垣には向いていても、株立ちのシマトネリコには向きません。

切った先から複数の芽が出て、枝数が増えるからです。

減らしたいのに増える、という結果になります。

抜く枝の見つけ方

最初に外すのは、株の内側へ向かって伸びている枝と、ほかの枝と交差している枝です。

次に、株元から出ている細い若枝(ひこばえ)と、幹の途中から直接出た細い枝を、付け根で切り落とします。

ここまでで株の中心が見通せるようになり、残った枝に光と風が通ります。

高さを下げたいとき

幹の途中で分岐している場所を探し、その分岐のすぐ上で切ると、切り口が目立ちにくく、残った枝が新しい先端の役目を引き継ぎます。

何もない場所でぶつ切りにすると、切り口の周囲から細い枝が束になって出てきます。

なお、1回の作業で葉の量を大きく減らすと木が弱ることがあるため、全体の3分の1程度までを目安にして、残りは翌年に回してください。

鉢植えのシマトネリコは、切る時期より置き場所で決まる

鉢植えは根が張れる範囲が限られるため、地植えほど勢いよくは伸びません。

そのぶん、剪定の判断は置き場所に左右されます。

冬に屋外のベランダへ置きっぱなしにする場合、地植えと同じく12〜2月の強い剪定は避けてください。

室内に取り込んで管理している株なら、寒さで傷む心配は減りますが、それでも枝を整えるのは春から初夏にかけてが無難です。

鉢のサイズも枝の伸び方に関わります。

植木鉢の「号」は直径を表す単位で、1号が約3cmです。

5号なら直径15cmで土の量は約1.3L、10号では直径30cmで約8.5Lになります。

土の量が少ない鉢のまま枝だけが増えると、水切れを起こしやすくなります。

枝を減らして葉の量を抑えるか、ひと回り大きい鉢へ植え替えるかを、春の作業とあわせて考えてください。

ベランダでは、鉢の重さと排水口の位置も置き場所を決める条件になります。

枝の太さで道具を分けると、切り口がつぶれない

シマトネリコの手入れで扱う枝は、指先ほどの細い枝から、親指より太い幹枝まで幅があります。

細い枝を無理に大きなはさみで切ると位置が定まらず、太い枝を小さなはさみでこじると切り口がつぶれて、ふさがりが悪くなります。

刃の形と切れる枝の太さの関係は剪定ばさみの選び方で解説しています。

切断できる太さは製品の表示で確かめる

手持ちのはさみで切れる太さは製品ごとに違い、仕様に切断可能径として書かれています。

表示を超える枝はのこぎりに持ち替えてください。

株立ちの幹を1本抜くような作業や、毎年の量が多い庭では、握力の負担を減らせる電動剪定ばさみという選択肢もあります。

作業のあとは樹液を拭き取ってから片づけます。

放っておくと刃に残った樹液が固まり、次に使うときの切れ味が落ちます。

落とし方と保管は剪定ばさみの手入れの手順で、切れ味が戻らなくなったときの対処は剪定ばさみの研ぎ方で解説しています。

脚立に乗って届かない高さになっている場合は、無理に登らず業者へ相談してください。

よくある質問

冬に葉が茶色くなって落ちました。枯れたのでしょうか

シマトネリコは暖かい地域では葉を落としませんが、寒さに当たると葉が傷んで落ちることがあります。

枝を軽く曲げてみて、しなって折れないようなら組織は生きています。

春に芽が動くかどうかで判断できるので、落葉した直後に慌てて切り込まず、4〜5月まで様子を見てください。

花や実は切ってしまってもいいですか

初夏に咲く白い小花を楽しみたい場合は、咲き終わってから枝を整えてください。

反対に、実が落ちて掃除が大変だという場合は、花が咲く前の春の剪定で枝先を減らしておくと、その年に付く花の数を抑えられます。

どちらを優先するかで作業の時期が変わります。

隣の家に枝がはみ出しています。切ってもいいですか

越境した枝の扱いには決まりがあり、状況によって取れる対応が変わります。

まずは隣家に声をかけ、こちら側から切らせてもらえないかを相談してください。

相談がつけば、時期としては4〜7月に作業するのが木への負担を抑えられます。

毎年どのくらいの間隔で切ればいいですか

庭に植えた株では年2回、春に樹形を決めて、初夏に伸びた分を戻す組み立てが目安になります。

日当たりのよい場所では伸びが早いため、9月にもう一度、飛び出した枝だけを軽く抜くこともあります。

鉢植えなら年1回、春の作業だけで足りる年も多いでしょう。

まとめ

シマトネリコの剪定時期は、芽吹きを確認できる4〜5月と、枝が伸びきる前の6〜7月が中心で、遅くとも9月までに終えると木への負担を抑えられます。

真冬に手を入れるなら、飛び出した細い枝を付け根から抜くところまでにとどめ、高さを下げる作業は春まで待ってください。

切り方は刈り込みではなく、内側へ向かう枝と交差枝を付け根で抜く透かしが基本になります。

鉢植えでは置き場所と鉢のサイズが枝の伸び方を左右するので、春の植え替えとあわせて考えると判断しやすくなります。

ぜひ本記事の時期別の作業表と、枝の太さで道具を分ける考え方を参考に、今年の一回目の剪定を計画してみてください。

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