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ウッドデッキの塗装の手順|塗料の選び方と塗り替えの時期

ウッドデッキの塗装の手順|塗料の選び方と塗り替えの時期

ウッドデッキの床板が白っぽく毛羽立ってきたら、塗り替えの時期です。

ここで多いのが、汚れを落としてすぐ塗り始めてしまう失敗です。

木の内部が湿ったまま塗ると塗料が染み込まず、数か月で白く濁ったり膨れたりします。

作業時間の配分でいうと、洗って乾かすのに晴天が2〜3日、塗るのは1日で終わる、というくらいの割り振りになります。

塗るより待つほうが長いという前提を持っておくと、天気の読み方から変わります。

本記事では、洗浄から2回塗りまでの手順・浸透タイプと造膜タイプの塗り分け・人工木に塗装がいらない理由・塗り替えの間隔の目安を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ウッドデッキ塗装は、洗って乾かす時間がいちばん長い

塗装の失敗はほぼ下地づくりで決まります。

塗る作業そのものは難しくありません。

順番は、洗う・乾かす・毛羽立ちをならす・木目に沿って塗る、の4つです。

洗って、木の中まで乾かす

デッキブラシと中性洗剤、または木部用の洗浄剤で表面の泥と黒ずみを落とします。

高圧洗浄機を使う場合は、水圧を上げて近づけすぎると木の表面を削って毛羽立たせるので、扇状のノズルで距離を取ってください。

人や動物、窓や外壁の目地に向けないことも前提です。

洗ったあとは、表面が乾いて見えても内部に水分が残っています。

手のひらを当てて冷たく感じるうちは待ってください。

晴天が数日続くタイミングを選ぶのは、この内部乾燥のためです。

毛羽立ちとささくれをならす

紙やすりは80番前後で削り、150〜180番で仕上げると、塗料の吸い込みが均一になります。

電動サンダーを使うなら削りすぎに注意してください。

粉が舞うので、防塵マスクと保護メガネを着けて作業します。

板1枚を端から端まで塗る

刷毛は木目に沿って動かし、1枚の板を途中で止めないようにします。

塗り継ぎの位置で色が濃くなり、それがそのまま縞になって残るためです。

板の木口(こぐち/切断面)と隙間は水を吸い込みやすいので、平面より先に塗っておきます。

2回塗りは、1回目が乾いてからにしてください。

乾燥時間は塗料によって違うので、缶の表示を確認します。

塗料は浸透タイプか造膜タイプかで、次の塗り替えの手間が変わります

木部用の塗料は、木に染み込ませるものと表面に膜を作るものに分かれます。

仕上がりの好みで選びがちですが、差が出るのは数年後の塗り替えのときです。

項目浸透タイプ造膜タイプ
塗ったあとの表面木目と手触りが残る膜で覆われて色が均一になる
年数が経ったときの見え方全体的に色が薄くなる部分的に浮いて剥がれる
次の塗り替え洗って乾かせば重ね塗りできる浮いた膜を削り落としてから塗る

自分で数年おきに塗り直すつもりなら、浸透タイプのほうが作業が軽くなります。

造膜タイプは汚れに強く色をそろえやすい一方、膜が破れた箇所から水が入ると内側で木が湿り、その部分だけ膨れて浮きます。

すでに造膜タイプが塗られているデッキに浸透タイプを重ねても染み込まないので、切り替えるなら剥離作業が先に必要です。

水性と油性の違いも作業性に関わります。

水性は道具を水で洗えて臭いが穏やかで、油性は乾きに時間がかかります。

どちらも塗れる気温・湿度の条件が缶に書かれているので、そこに合わせて日を決めてください。

人工木のウッドデッキに塗装はいりません

人工木(樹脂と木粉を混ぜた複合材)は、塗装して保護する前提で作られた材料ではありません。

表面に塗料が密着せず、歩くところから剥がれて汚れたように見えます。

色あせは起きますが、それは塗装で直すものではないと考えてください。

メーカーが塗装を想定していない製品では、塗ったことで保証の対象から外れる場合もあるので、取扱説明書やメーカーの案内を確認するのが先です。

塗装が必要なのは天然木のデッキです。

杉やSPFのような柔らかい木は塗料をよく吸うので、乾燥さえ足りていれば作業は素直に進みます。

イペやウリンのような硬い木は密度と油分が高く、浸透タイプでも薄付きになりやすいので、色を濃く乗せようと厚塗りしないほうが無難です。

自分のデッキがどちらの材料なのか分からないときは、ウッドデッキの選び方で人工木と天然木の見分け方を解説しています。

塗装のよくある失敗と、その直し方

乾燥が足りないまま塗った

塗った翌日に白く濁る、あるいは水ぶくれのように膨れます。

木の中の水分が塗膜に閉じ込められて起きるので、上塗りを足しても直りません。

膨れた箇所を削り落とし、しっかり乾かしてから塗り直してください。

一度に厚く塗った

厚く乗せた塗料は表面だけ先に乾き、中がいつまでもベタつきます。

歩けば埃や落ち葉が貼り付き、跡が残ります。

薄く塗って乾かし、もう一度薄く塗る、という2回塗りにしたほうが仕上がりも耐久も安定します。

木口と板の隙間を塗り残した

床板の切断面は繊維の断面が露出していて、水を吸い込む量が平面と比べて格段に多い部分です。

ここが塗り残しになると、そこから木が湿って腐りの起点になります。

刷毛の先を隙間に差し込むか、細い刷毛を1本用意して、先に木口から塗ってください。

ウッドデッキ塗装に必要な道具と、代用が利くもの

必ず用意したいものは、デッキブラシ・紙やすり・木部用の平刷毛・養生用のマスカーとテープ・ウエス・手袋・保護メガネ・防塵マスクです。

このうち省略して後悔しやすいのが養生です。

床を塗ると必ず外壁の下部や隣のコンクリートに塗料が飛びます。

  • 電動サンダー:紙やすりを当て木に巻いて代用できます。面積が広いと時間はかかります
  • ローラー:広い床面は速く進みますが、板の隙間と木口には届かないので刷毛と併用します
  • 塗料バケツ:食品トレーなどでの代用は倒しやすいので、持ち手付きの容器を使ったほうが安全です

塗料の量は、床板の面積に手すりと幕板を足して見積もります。

缶に1リットルあたりの塗れる面積が書かれているので、そこから逆算してください。

余った木部用塗料は、木製の物置や室外機カバーの塗り直しにも使えます。

カバーそのものを選び直すなら、室外機カバーの選び方で素材ごとの違いを解説しています。

塗り替えの間隔は、日当たりと雨がかかる場所で変わります

何年もつかは、直射日光と雨に当たる時間で大きく変わります。

屋根のない床面がいちばん早く傷み、軒の下にある手すりは長く保ちます。

同じデッキでも場所ごとに差が出るので、全面を同じ周期で塗る必要はありません。

塗り替えの目安として分かりやすいのは、水をかけたときの様子です。

浸透タイプなら、水が玉にならずすぐ染み込むようになったら塗り時です。

造膜タイプは、膜にひびが入ったり爪で押して浮く箇所が出たら考えてください。

メーカーが缶に示している塗り替え周期は目安であって、条件によって前後します。

乾きやすい環境にしておくことも、塗装の持ちに関わります。

デッキの下に草が茂ると湿気がこもるので、季節ごとに刈っておくと風が通ります。

刈り込む道具から見直すなら草刈り機の選び方で動力ごとの違いを解説しています。

デッキを目隠しで囲う場合も、板を隙間なく張ると風が抜けなくなるため、目隠しフェンスの選び方で扱っている隙間の取り方を先に確認しておくと、あとから風通しに悩まずに済みます。

よくある質問

雨上がりの翌日に塗ってもいいですか

表面が乾いていても、木の内部にはまだ水分が残っています。

膨れや白濁の原因になるので、晴天が続いて木が軽く感じるまで待ってください。

厚い床板ほど時間がかかります。

古い塗膜が残っているデッキはどうすればいいですか

浮いている部分と粉になっている部分は、削り落としてから塗ります。

密着している膜まで全部剥がす必要はありませんが、造膜タイプの上に浸透タイプは乗りません。

同じタイプで重ねるか、剥離してから切り替えるかのどちらかです。

1回塗りでは足りませんか

塗料の説明に2回塗りと書かれているなら、その前提で塗膜の厚みが決まっています。

1回では吸い込みの差がムラとして残りやすいので、薄く2回に分けたほうが均一になります。

夏の炎天下に塗るのは避けたほうがいいですか

板が熱くなっている状態では乾きが速すぎて、刷毛の跡が残りやすくなります。

缶に塗装できる気温の範囲が書かれているので確認し、直射日光が当たる時間帯を外して、朝や夕方に作業するといいでしょう。

まとめ

ウッドデッキの塗装でつまずくのは、たいてい塗り方ではなく乾燥不足と塗り残しです。

洗って数日待ち、毛羽立ちをならし、木口から塗って薄く2回。

この流れを守れば、仕上がりの差はかなり小さくなります。

塗料は、自分で塗り直し続けるなら浸透タイプ、色をそろえたいなら造膜タイプという分かれ方になります。

ぜひ本記事の手順と塗料タイプの比較表を参考に、ご自宅のデッキが天然木か人工木かを確かめたうえで、晴れが続く週末に予定を立ててみてください。

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