SHARE:

防草シートのデメリット|雑草が生える原因と防ぐための対策

防草シートのデメリット|雑草が生える原因と防ぐための対策

敷いて数年たった防草シートの継ぎ目に沿って、細い草が一列に伸びています。

シート自体は破れていないのに、つなぎ目や端だけから草が出てくる状態です。

防草シートのデメリットは、買った直後ではなく敷いてから数年後の管理に集まっています。

ザバーン・プランテックス製防草シートの国内総販売元である株式会社グリーンフィールドは、ザバーン350(目付350g/㎡・厚み0.8mm)の耐用年数の目安を曝露で10年以上、ザバーン240(240g/㎡・0.64mm)を約5〜10年としています。

これは露出させた状態の目安であり、敷き方や日当たりで結果は変わります。

本記事では、雑草が伸びる場所からの原因の切り分け・原因別の手当て・次に敷くときに決めておく条件を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防草シートのデメリットは、敷いた直後より数年後に出てきます

施工した年は、たいてい草がほとんど出ません。

困りごとが増えるのは2年目以降で、原因は大きく2つに分かれます。

シートの外側にできた隙間から伸びてくるものと、シートの上に積もったものから生えてくるものです。

露出させたままだと寿命が縮む

目付は1平方メートルあたりの繊維量をgで表した数値で、数字が大きいほど厚みと密度が増します。

グリーンフィールドは曝露での耐用年数の目安を品番ごとに示していますが、これは保証値ではありません。

直射日光が一日中当たる南面や、人が頻繁に歩く動線では短くなります。

同社は全品種について、砂利を敷設した状態では半永久的に劣化しないとしています。

裏を返せば、シートを出しっぱなしにする使い方は、いちばん条件の厳しい使い方だと考えたほうが実態に近いです。

弱点は面ではなく、継ぎ目と端と立ち上がり

雑草が出るのは、シートの真ん中ではありません。

2枚を重ねたつなぎ目、花壇や外壁との境目、フェンスの支柱をよけるために入れた切り込みのまわりです。

ここは施工の丁寧さがそのまま結果に出ます。

重ねしろが5cmしかない、ピンが2mおきしか打たれていない、切り込みを十字に入れて開いたままにしている、といった状態だと、数年で必ず草が顔を出します。

雑草が伸びてきた場所を見れば、原因はだいたい絞れます

手当ての前に、生えている場所と生え方を見てください。

抜けるかどうか、根がどこから来ているかで、直すべき箇所が変わります。

症状考えられる原因
継ぎ目や縁に沿って一列に生えている重ねしろの不足、ピンの間隔が広い、端の浮き
シート面のあちこちに散らばり、引くと浅い根で抜けるシートの上に溜まった土や落ち葉からの発芽
一点から太い茎が出て、引いても切れるだけスギナやササなどがシートを突き破っている、または破れ・穴
シートが白っぽく毛羽立ち、手で引くと裂ける紫外線による劣化
支柱や植栽のまわりだけ生えている切り込みの開き、隙間の未処理

散らばって生えていて根が浅いなら、シートの性能ではなく掃除の問題です。

反対に、手で引いても切れるだけの太い茎が同じ場所から何度も出るなら、シートの目付がその場所に合っていません。

原因別に、防草シートの弱点をふさぐ

継ぎ目と端から出ている場合

草を抜いてから、重ねしろを10cm以上取り直します。

足りないときは同じ目付の端材を帯状に切り、つなぎ目をまたぐように上から重ねてピンで留めてください。

ピンは端に沿って間隔を詰めるほど浮きにくくなります。

壁や縁石との境目は、シートを数cm立ち上げてから縁石で押さえると、土が入り込む隙間が減ります。

シートの上から生えている場合

デッキブラシと箕(み)で、溜まった土と落ち葉を掃き取ります。

砂利を敷いている場所なら、砂利の中に泥が詰まっている状態です。

洗って戻すか、量を足して厚みを回復させてください。

砂利の厚みと敷き方は防草シートと砂利の敷き方で解説しています。

穴・破れ・支柱まわりの場合

破れは、周囲より一回り大きく切った端材を上から当ててピン留めします。

支柱や植栽をよけるための切り込みは、開いたままにしないでください。

メーカーは、プランテックスのブラウン/ブラック品について砂利下または植栽ワッシャー工法での使用を案内しています。

植栽まわりを処理する専用の部材があるということなので、切り込みを自作の応急処置で済ませるより確実です。

手当てを繰り返すなら、防草シートの目付が場所に合っていません

同じ箇所を毎年ふさいでいるなら、シートの選択そのものを疑う段階です。

ザバーン136グリーンとプランテックス125はどちらも厚み0.4mmで、ザバーン240は0.64mm、ザバーン350は0.8mmです。

この差は、貫通力の強い草が多い場所や、人がよく歩く場所で出ます。

劣化の見分け方は単純で、シートの端を指でつまんで引いてみてください。

繊維がほぐれて簡単に裂けるなら、補修しても隣がまた破れます。

その場合は部分補修ではなく、その区画ごと張り替えるほうが手間が少なくて済みます。

厚みと耐用年数の関係は防草シートの選び方で解説しています。

次に敷くときは、砂利を乗せるかどうかを先に決める

張り替えや増設をするなら、シートを露出させるのか、上に砂利や人工芝を乗せるのかを最初に決めてください。

ここが決まると目付と色の選択も絞れます。

メーカーが砂利敷設状態では劣化しないとしているとおり、上に何かを乗せる前提なら紫外線の条件は大幅にゆるくなります。

露出のまま使う予定なら、厚手側を選んだうえで、日当たりの強い面は早めに傷むと見込んでおくといいでしょう。

下地作りも省けません。

既存の草を根から取り、石を拾って地面を平らにならしてからシートを置きます。

凸凹の上に敷くと、浮いた部分に土が入り込み、そこが発芽の場所になります。

人工芝を上に敷く場合は、下地の平坦さがそのまま仕上がりの見た目に出るので、人工芝の選び方で解説している芝丈や密度の違いとあわせて検討してください。

よく見かけるのに効果が薄い対処

薄手のシートを2枚重ねる方法は、厚手1枚の代わりになりません。

重ねた2枚の間に隙間ができ、端の押さえも2倍手間がかかるからです。

ピンの本数が同じなら、浮く箇所はむしろ増えます。

シートの上に土や砂をかぶせて色を隠す方法も、防草の目的と両立しません。

かぶせた土の層がそのまま種の発芽床になり、根が浅いまま広がります。

同じ理由で、落ち葉を掃かずに放置するのも避けたいところです。

継ぎ目を養生テープやガムテープで留めるのは、屋外では長くもちません。

雨と紫外線で粘着が落ち、剥がれたテープが残ります。

生えた草を上から刈るだけの対処も、根が残るので同じ場所から再び伸びてきます。

隙間に薬剤を使う場合は、製品ラベルの登録内容と使用方法を必ず確認してください。

薬剤が肌や目に付いたときは自己判断で処置せず、医療機関に相談してください。

よくある質問

防草シートを敷けば草刈りは不要になりますか

不要にはなりません。

継ぎ目や端、シートの上に溜まった土からは草が出ます。

ただし刈る面積は確実に減るので、年に数回の見回りと手取りで収まる状態にはなります。

シートを傷めたくない場所では、刃を回して当てる機械より手取りのほうが安全です。

機械を使う周辺部の刈り方は草刈り機の選び方で解説しています。

シートの上に土を入れて花壇にできますか

おすすめしません。

土を入れれば、その層から雑草が生えます。

同じ場所に植栽をしたいなら、植える位置だけシートに穴を開ける方法を取ってください。

メーカーは植栽まわりの処理として植栽ワッシャー工法を案内しています。

古くなった防草シートはどう処分しますか

ピンをすべて回収してからシートを剥がし、自治体のごみ区分に従って出してください。

砂利の下に敷いていたものは砂利と泥が絡んでいるので、剥がす前にできるだけ落としておくと軽くなります。

庭で燃やして処分するのは行わないでください。

まとめ

防草シートで困りごとが出るのは、面ではなく継ぎ目・端・切り込みまわりと、シートの上に溜まった土です。

生えている場所と根の深さを見れば、ふさぐべき箇所か掃除で済む話か、それとも目付が合っていないのかまで絞れます。

露出させて使うのがいちばん条件の厳しい使い方で、上に砂利を乗せるかどうかで選ぶ品番も変わります。

ぜひ本記事の症状と原因の対応表を参考に、自分の庭で草が出ている場所から手当てを決めてください。

あなたへのおすすめ