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防草シートの選び方|厚みと耐用年数で変わる4タイプの違い

防草シートの選び方|厚みと耐用年数で変わる4タイプの違い

砂利の下に敷いたはずの防草シートで、翌年になると継ぎ目のあたりから雑草が伸びてくることがあります。

原因の多くは製品そのものではなく、重ねしろの不足や端の押さえ方にあります。

防草シートは、繊維の密度で光と貫通を抑える資材です。

たとえばザバーン350グリーンは目付350g/㎡・厚み0.8mmと公表されていて、この数字の読み方が分かるだけで売り場での迷いはかなり減ります。

本記事では、マルチシートとの違い・目付と色で変わる使い分け・必要量の出し方・張り替えの目安まで解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防草シートとマルチシートは、敷きっぱなしにできる年数が違います

防草シートは、地面に光が届かない状態を作って雑草の発芽と生育を抑えることをねらった資材です。

名前の似たマルチシートは畑の畝に張るもので、一作ごとに剥がして張り替えます。

売り場では近い場所に並ぶこともありますが、想定している使用期間が別物なので、置き換えて使うと期待した年数はもちません。

防草シートのほうは、数年から十年単位で敷いたままにする前提で作られています。

国内でよく見かけるザバーン・プランテックスの素材は特殊ポリプロピレンで、製造元はデュポン・スペシャルティ・プロダクツ株式会社、国内総販売元は株式会社グリーンフィールドです。

公式サイトでは「ザバーン®・プランテックス®製防草シート」と併記されていて、両者の関係については記載がありません。

除草剤のように成分で枯らす資材ではないという点も押さえておいてください。

生えたままの草の上にかぶせても、茎が突き上げてシートが浮きます。

敷く前に草を刈り、地面をならす作業が必ずセットになります。

違いがいちばん出るのは、目付という数字です

製品ページに並ぶ「350」「240」「136」といった数字は、目付を指しています。

1平方メートルあたりの繊維量をgで表したもので、数字が大きいほど繊維量が多く、厚みと密度が増します。

目付が大きいほど厚みも増えます

品番目付厚み色規格
ザバーン350グリーン350g/㎡0.8mmグリーン1m×30m / 2m×30m / 3m×20m
ザバーン240グリーン240g/㎡0.64mmグリーン1m×30m / 2m×30m
プランテックス240240g/㎡0.64mmブラック/ブラウン1m×30m / 2m×30m
ザバーン136グリーン136g/㎡0.4mmグリーン1m×50m / 2m×50m
プランテックス125125g/㎡0.4mmブラウン/ブラック1m×50m / 2m×50m

厚みの差は0.4mmと0.8mmで、数字だけ見ると小さく感じるかもしれません。

ただし目付では倍以上の開きがあり、繊維の詰まり方がそのまま貫通しにくさに効いてきます。

巻の長さが薄手だけ50mになっているのも、厚手ほどロールが重く太くなるためです。

色は見た目ではなく、使える場所を示しています

プランテックスのブラウン/ブラックのリバーシブル品について、メーカーは砂利下または植栽ワッシャー工法での使用を案内しています。

表面に出したまま使う想定ではないという意味です。

シートを露出させたまま使う場所なら、グリーンの品番から選ぶほうが案内に沿います。

色は好みの問題に見えて、実際には施工方法の指定に近いと考えてください。

敷きっぱなしをねらった作りと、その代償

メーカーはザバーン・プランテックスの全品種について、砂利を敷設した状態では半永久的に劣化しないとしています。

日光が当たらないぶん、樹脂の劣化が進みにくいという理屈です。

露出させて使う場合の目安は品番で分かれていて、350グリーンが曝露で10年以上、240グリーンが約5〜10年と公表されています。

いずれもメーカーが示す目安であり、保証値ではありません。

直射日光の強さ、積雪、人が歩く頻度で結果は変わります。

その代わりに支払うものもあります。

一度敷くと地面を掘り返しにくくなるので、球根を植えたり花壇を作り替えたりする自由度は下がります。

施工の手間も小さくありません。

地面をならし、シートを裁断し、ピンで留めて、砂利や人工芝をかぶせるところまでが一連の作業になります。

雑草がゼロになる資材ではありません

シートそのものを突き抜けなくても、継ぎ目の重なりが足りない場所や、端の押さえが甘い場所からは草が伸びます。

年数が経つとシートの上に落ち葉や砂が積もり、そこが薄い土の層になって種が発芽することもあります。

こうした失敗のパターンと手の打ち方は防草シートのデメリットと雑草が生える原因で解説しています。

目付から見た3タイプと、それぞれが向く庭

厚手(目付350g/㎡前後)

いちばん密度が高いタイプで、駐車スペースの脇や通路のように人が踏む場所、笹やスギナのような手強い草が出ている場所に向きます。

3m幅の規格があるのもこのクラスで、広い面をつなぎ目少なく覆いたいときに選択肢になります。

そのぶん重く、ロールを一人で運ぶのは骨が折れます。

中厚(目付240g/㎡前後)

一般的な戸建ての庭で砂利下に使うなら、まず候補になるクラスです。

グリーンとリバーシブルの両方が用意されているので、露出させるか砂利で覆うかで品番を選び分けられます。

1mと2mの幅があり、細長い犬走りにも、まとまった面積にも合わせやすいところが利点です。

薄手(目付125〜136g/㎡前後)

50m巻があるので、広い面を一時的に覆いたいときや、空き地を短期間だけ管理したいときに向きます。

厚手に比べれば貫通に弱いので、踏圧のかかる動線や、強い草が出ている場所には向きません。

用途別の絞り込みは庭・砂利下・畑で変わる防草シートの選び方で解説しています。

防草シートの選び方は、敷く場所を決めてから目付へ進みます

最初に決めるのは、シートを露出させるか、砂利や人工芝で覆うかです。

ここが決まると色と品番の候補が絞れます。

覆うなら砂利下用の指定がある品番を選べますし、露出させるならグリーンのほうが案内に沿います。

次に目付を決めます。

判断材料は、そこを人や車が通るか、今どんな草が生えているかの2点です。

踏まれる場所と強い草が出ている場所は上のクラスへ、通らない裏庭や短期の対応なら薄手でも足ります。

目付が決まってから幅を選びます。

1m・2m・3mの規格があるので、敷く面の短いほうの寸法に合わせると裁断とつなぎ目が減ります。

最後に固定方法です。

土の庭ならピンで留めますが、地面が硬いか柔らかいかでピンの長さと打つ間隔が変わります。

防草シートのピンの長さと打つ間隔の目安で解説しているので、シートと同時に手配してください。

防草シートの必要量は、重ねしろを含めて計算します

面積をそのまま買うと、まず足りません。

継ぎ目は10cm程度重ねるので、その重なり分と、壁ぎわで折り返す分を足して考えてください。

目安として、2m幅のシートで幅4mの面を覆うなら、単純計算の2列では重なりが取れず、端の処理も足りなくなります。

ロールの規格も先に見ておくとむだが減ります。

厚手は30m巻または20m巻、薄手は50m巻というように、品番ごとに長さが決まっています。

細長い場所なら1m幅を1本、まとまった面なら2m幅を複数本というように、切る回数が少ない組み合わせを探すのが結果的に安上がりです。

忘れやすいのが下地と搬入です。

敷く前に地面の草を刈り、根と石を取り除き、平らにならす作業が要ります。

伸びきった草から始めるなら草刈り機のエンジン式と充電式の違いも見ておいてください。

長尺のロールは重量があるため、通販で受け取る場合は玄関から庭までの搬入経路も確認しておくと安心です。

下地処理から重ね幅の取り方までの手順は防草シートの貼り方と下地処理の注意点で解説しています。

防草シートの劣化のサインと、張り替えの見きわめ

露出させて使っているシートは、表面の毛羽立ちと色あせから傷みが出ます。

手で触ったときに繊維がほぐれる感触があれば、紫外線で樹脂がもろくなっているサインです。

ピンの周囲が裂けている、めくれた端がひらひらしているという状態も、そのまま放置すると裂け目が広がります。

砂利で覆っている場合は、シートよりも上に溜まった土のほうが先に問題になります。

落ち葉や砂が積もった層から草が生えてきたら、シートの寿命ではなく清掃の合図です。

劣化を早める条件と対策は防草シートの耐用年数の目安と劣化を早める条件で解説しています。

上に人工芝を敷いている場合は、張り替えのタイミングを人工芝側と合わせると作業が一度で済みます。

人工芝は芝丈と密度で歩き心地も耐久も変わるので、下地の計画と一緒に考えると失敗しにくくなります。

選び分けは人工芝の芝丈と密度による違いで解説しています。

よくある質問

防草シートを敷けば雑草はまったく生えなくなりますか

生えなくなるとは言えません。

継ぎ目の重ねしろが足りない場所、端が浮いている場所、シートの上に土が溜まった場所からは草が出ます。

重ねしろを10cm程度取り、端をピンでしっかり留め、落ち葉を溜めないようにすると、伸びてくる量は抑えやすくなります。

砂利を敷くとシートは長持ちしますか

メーカーは、ザバーン・プランテックスの全品種について砂利を敷設した状態では半永久的に劣化しないとしています。

紫外線が当たらなくなるためです。

ただし砂利が薄くてシートが透けている場所は日が当たるので、覆いきれているかを確認してください。

家庭菜園に使ってもいいですか

通路部分に敷くなら合いますが、作付けする畝に長期用の防草シートを使うのは向きません。

畝には一作ごとに張り替えるマルチシートが用意されています。

土を耕す場所と、耕さない場所を分けて考えると選び間違いが減ります。

厚手と薄手で迷ったらどちらを選べばよいですか

その場所を人が通るかどうかで決めてください。

踏まれる場所や、笹のような強い草が出ている場所は上のクラスが無難です。

通らない裏手を広く覆うだけなら、50m巻がある薄手のほうが扱いやすくなります。

まとめ

防草シート選びで最初に効くのは、露出させるか砂利で覆うかという設置条件で、そこが決まれば色と品番の候補は自然に絞れます。

次に見るのが目付で、踏まれる場所と強い草が出ている場所ほど数字の大きいものを選ぶという順序になります。

耐用年数はメーカーが示す目安であり、日当たりや通行の頻度で変わります。

雑草が出るかどうかを最後に分けるのは製品より施工で、重ねしろと端の固定が甘ければ厚手でも草は伸びます。

ぜひ本記事の目付・厚みの比較表と選ぶ順序を参考に、自分の庭の条件に合う1本を絞り込んでみてください。

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