SHARE:

防草シートのピンの選び方|長さと打つ間隔の目安と打ち方

防草シートのピンの選び方|長さと打つ間隔の目安と打ち方

防草シートのピンは、売り場でU字型のものが長さ違いで並び、パッケージには線径と長さの数字しか書かれていません。

この長さを決めるのはシートの厚みではなく、打ち込む地面の硬さです。

砂まじりの柔らかい土に短いピンを使うと、シートが風であおられたときに土ごと抜けます。

一方、ザバーン350のように0.8mm厚の硬いシートを敷くと、シートの反発でピンの頭付近が浮くこともあります。

本記事では、ピンの表記の読み方・形状3タイプの選び分け・長さを地面から決める手順・押さえが足りないときに起きることを解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防草シートのピンは、長さ・線径・形状の3つで表記される

ピンの表記はこの3つだけです。

長さはmmかcmで書かれ、地面に入る部分の寸法を指します。

線径は針金の太さで、こちらはmm表記です。

混ざりやすいのが、シート側の数値との区別です。

防草シートのパッケージに載っている350g/㎡や0.8mmは、1平方メートルあたりの繊維量(目付)と厚みで、ピンの寸法とは何の対応もありません。

目付が大きいシートだから長いピンが要る、という関係ではないのです。

ピンの長さを左右するのは、あくまで打ち込む先の地面です。

形状の呼び名はメーカーごとにばらつきます。

上部がコの字に曲がった2本足のものはU字ピン・Uピン・コ形ピンなどと書かれ、片側だけ曲がった1本足のものはJ字ピン・釘型ピンと書かれます。

名前が違っても、売り場の写真で形を見れば同じものだと分かります。

U字・J字・スクリュー、ピンの3タイプは打つ場所で分かれる

足の数と保持の仕組みが違うので、同じ長さでも向く場所が変わります。

タイプ押さえ方向いている場面
U字(コの字)ピン2本足でシートを線状に押さえる畑まわりや花壇のような土の地面。シートの縁と重ねしろを連続して留めたいとき
J字(釘型)ピン1本足を打ち込み、頭や座金で点で押さえる踏み固めた地面や真砂土(まさど)など、2本足では入りにくい硬い下地
スクリュー型ねじ込んで土に食い付かせる砂質で抜けやすい地面や傾斜地。ドライバーや電動工具での施工が前提

迷ったらU字を基本にしてください。

2本足で線を押さえるので、シートの端がめくれ上がる動きを止めやすいです。

ただし小石が多い地面では2本のうち片方だけが石に当たり、斜めに入ってしまうことがあります。

そういう地面では、1本足で狙った位置に入るJ字のほうが素直に決まります。

ピンの長さは、シートの厚みではなく地面の硬さで決まる

下地が土か砕石かを先に確かめる

柔らかく水を含みやすい土は、ピンが入る代わりに保持力が弱く、長いものが要ります。

反対に砕石を転圧した地面や踏み固められた通路は、途中で石に当たって深く入らないので、無理に長いものを選ぶ意味がありません。

同じ庭でも、花壇の際と駐車場わきで必要な長さは変わります。

試し打ちで抜け具合を見る

売り場では15cm前後から30cm前後まで長さの幅があります。

判断は簡単で、1本打ち込んでから手で引き上げてみて、土ごと持ち上がるようなら短すぎます。

抵抗があって頭が浮かないなら、その長さで足ります。

買う前に決めたいなら、シートを敷く場所に細い棒を差してみて、どこまですっと入るかを見ておくと見当が付きます。

長いピンを使うときは、埋設物の位置に注意してください。

散水栓やガス・水道の配管が浅く通っている場所は珍しくありません。

図面で位置が分からない場合は、その付近だけ短いピンにするか、砂利や重しで押さえる方法に切り替えてください。

素材の差は、さびと打ち直しのしやすさに出る

鉄をそのまま曲げただけのピンは、屋外では表面からさびます。

土中で固着して抜きにくくなるため、敷き直す予定がない場所では問題になりませんが、数年で張り替えたい場所では回収に手間がかかります。

亜鉛メッキやステンレスのものはさびにくく、抜いて再利用しやすい代わりに、同じ本数なら鉄より価格が上がります。

樹脂製のピンは、後で土を掘り返す菜園のまわりのように、金属を残したくない場所で選ばれます。

ただし硬い地面では打ち込みの途中で折れることがあるので、下地が締まっている場所には向きません。

どの素材を選ぶかは、シート側を何年で入れ替える想定かとセットで考えると迷いません。

曝露(ばくろ)、つまりシートを表に出したままにする場所ほど紫外線で劣化が進むので、シートの寿命とピンの寿命を近づける発想が要ります。

劣化を早める条件は防草シートの耐用年数の目安で解説しています。

端が浮くと、継ぎ目から雑草が伸びる

ピンの本数や長さが足りないときに最初に起きるのは、雑草の貫通ではなく端の浮きです。

シートの縁が数センチめくれれば、そこは土がむき出しの状態と変わりません。

風が入って持ち上がる動きが続けば、留めた穴が広がってさらに浮きます。

重ねしろを10cm以上取っていても、継ぎ目を留めていなければ同じことが起きます。

こうした失敗の型は防草シートのデメリットと雑草が生える原因で解説しています。

厚手のシートは、この浮きが出やすい面があります。

ザバーン350は厚み0.8mm、ザバーン240は0.64mm、ザバーン136は0.4mmと公表されていて、厚いほどシート自身の反発が強くなります。

ロールから出したときの巻きぐせが残っている状態で留めると、ピンの間で山ができます。

ワッシャーで押さえる面積を広げる

ピンの頭に座金(ざがね)を挟むと、押さえる範囲が点から面に広がり、シートが引っ張られたときに穴が広がりにくくなります。

グリーンフィールドは、プランテックス240やプランテックス125のブラウン/ブラック品について、砂利を敷くか植栽ワッシャー工法で使うよう案内しています。

ワッシャーは追加部材ですが、端部と継ぎ目だけに使うという選び方もできます。

必要な長さと本数は、シートのパッケージと施工要領で確認する

ピン側のパッケージには長さ・線径・入り数が書かれ、シート側の袋や商品ページには規格幅と長さ、目付、施工の要領が載っています。

本数の目安はメーカーが施工要領で示していることがあるので、まずそこを見てください。

示されていない場合は、面積で割るのではなく、縁と継ぎ目を優先して等間隔に留め、中央部は間隔を広げるという配分で考えると数が出せます。

本数を減らしたいなら、シートの幅を先に決めるのが確実です。

ザバーンやプランテックスには1m幅・2m幅・3m幅の規格があり、広い幅を1枚で敷けば継ぎ目そのものが減り、留めるべき線の総延長も短くなります。

幅と厚みの組み合わせは防草シートの選び方で解説しています。

なお、上に砂利を敷くかどうかでピンの役割も変わります。

グリーンフィールドは砂利を敷設した状態では全品種が半永久的に劣化しないとしていて、この場合ピンは砂利をかぶせるまでの位置決めが主な仕事になります。

必要な砂利の厚みは防草シートと砂利の敷き方で解説しています。

よくある質問

ピンは1平方メートルあたり何本必要ですか

面積だけでは決まりません。

同じ1平方メートルでも、シートの端が2辺かかる角の部分と、継ぎ目のない中央では必要な本数が変わります。

メーカーの施工要領に本数の目安があればそれに従い、無ければ端部と重ねしろを優先して密に留め、中央は間隔を広げてください。

風が回り込む建物の際や、人が通る動線の縁は多めにします。

コンクリートやアスファルトの上に敷くときはどうしますか

コンクリートにはピンが入りません。

土間や犬走りのような舗装面では、専用の接着剤やテープでシートを固定するか、上に砂利やタイルを載せて押さえる方法を取ってください。

土と舗装が隣り合う場所では、土側だけピンで留め、舗装側は押さえに切り替える形になります。

抜いたピンは打ち直して使えますか

曲がっていなければ再利用できます。

石に当たって足が開いたものや、さびて表面が荒れたものは、打ち込むときに斜めに逃げてシートを傷めるので新しいものに替えてください。

抜いた穴をそのまま残すと雑草の出口になるので、同じ位置に打ち直すか、ワッシャーを併用して穴の周りを押さえておくと安心です。

まとめ

ピンの表記は長さ・線径・形状の3つで、シート側の目付や厚みとは別の話です。

長さは地面の硬さから決め、柔らかい土なら長め、砕石や踏み固めた地面なら短めに振ってください。

形状はU字を基本に、硬い下地ではJ字、砂質や傾斜ではスクリュー型という振り分けになります。

そして本数は面積で割るより、端と継ぎ目を優先して配ったほうが結果が安定します。

ぜひ本記事の3タイプ比較表と長さの決め方を参考に、敷く場所の下地を確かめてからピンを選んでください。

あなたへのおすすめ