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草刈り機のエンジンがかからない原因と直し方|手順で切り分け

草刈り機のエンジンがかからない原因と直し方|手順で切り分け

リコイルスターターを何度引いても、一瞬だけ音がして止まってしまいます。

草刈機のエンジンがかからない原因は、燃料・点火・空気の通り道・始動操作という4か所のどれかに収まることがほとんどで、シーズン初めに多いのは前年から残った混合ガソリンの劣化です。

やっかいなのは、どの原因でも「かからない」という同じ症状に見えることでしょう。

キルスイッチが停止側のままだったという操作の抜けと、キャブレター内部の詰まりとでは、手当ても費用もまったく違います。

本記事では、症状から原因を切り分ける手順・原因別の対処・やっても効果が薄い対処・買い替えを考える目安まで、順に解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

草刈機のエンジンがかからない原因は4か所に絞れます

2ストロークエンジンが動くには、適切な混合ガソリンと、プラグの火花と、空気の通り道と、正しい始動操作がそろっている必要があります。

裏を返せば、かからないときはこの4つのどれかが欠けています。

まず疑う順に並べます。

前のシーズンから残った混合ガソリン

混合ガソリンはガソリンにエンジンオイルを混ぜたもので、時間が経つと成分が変質し、タンクやキャブレター内で粘り気のある残留物になります。

冬を越した燃料をそのまま入れて春に始動しようとして失敗する例が多く、この場合は何度引いても改善しません。

混合比や作り置きの目安については、混合ガソリンの比率と保管の目安で解説しています。

スパークプラグのかぶりと消耗

始動に失敗したままリコイルを引き続けると、燃焼しなかった燃料でプラグの先端が濡れ、火花が飛ばなくなります。

これがかぶりです。

長く使ったプラグは電極が減って火花が弱くなるため、燃料が新しくても始動しにくくなります。

エアクリーナーと燃料フィルターの詰まり

刈った草の粉じんはエアクリーナーに溜まり、空気が足りなくなると混合気が濃くなってプラグがかぶります。

タンク内の燃料フィルターに沈殿物が付けば、今度は燃料が届きません。

どちらも消耗品で、掃除か交換で戻せる部分です。

始動操作の抜け

キルスイッチが停止側のまま、プライマーポンプを押していない、チョークを戻すタイミングが早すぎるといった操作の抜けは、故障ではないのに始動しない典型です。

取扱説明書の手順どおりに一度やり直すだけで解決することがあります。

初爆があるかどうかとプラグの湿りで原因は絞れます

部品を外す前に、症状を2つの観点で分けてください。

ひとつはリコイルを引いたときに一瞬でも爆発音(初爆)があるかどうか、もうひとつはプラグを抜いたときに先端が濡れているかどうかです。

この2つで、燃料側と点火側のどちらを疑うかが変わります。

症状疑うところ
まったく音がせず、プラグの先端も乾いている燃料が届いていない(燃料切れ・フィルター詰まり・プライマーの操作不足)
まったく音がせず、プラグの先端が濡れている点火側(プラグのかぶり・消耗、プラグキャップの外れ、キルスイッチが停止側)
一瞬かかってすぐ止まる燃料の劣化、チョークの戻しが早い、燃料の通り道の部分的な詰まり
かかるがアクセルを開けると止まるエアクリーナーの詰まり、キャブレターの調整ずれ
リコイルが異常に重い、または引けないエンジン内部の異常。無理に引かず点検に出す

プラグを抜く前に、必ずキルスイッチを停止側にしてプラグキャップを引き抜き、刈刃には手を触れないでください。

点検の間も保護メガネと手袋は外さず、燃料をこぼす可能性があるので屋外の火気のない場所で行います。

刃で手を切った場合や燃料が目に入った場合は、自己判断で処置せず医療機関に相談してください。

草刈機の対処は燃料の入れ替えとプラグ点検から始めます

切り分けができたら、手をかける順番は決まってきます。

費用がかからず効果の出やすいものから片づけてください。

古い混合ガソリンを抜いて新しく作り直す

タンクに残った燃料はすべて抜き、指定された混合比で作り直した新しい燃料を入れます。

抜いた燃料は下水や地面に流さず、ガソリンスタンドや自治体の案内に従って処分してください。

タンクだけ入れ替えてもキャブレター内には古い燃料が残っているので、入れ替え後は数回に分けて始動を試し、それでも初爆が出なければ次の点検に進みます。

プラグを外して乾かす、または交換する

濡れているプラグは、乾いた布で先端を拭き取り、電極のすすを落としてから戻します。

このとき、プラグを抜いた状態でリコイルを数回引くと、燃焼室に溜まった燃料が抜けて始動しやすくなります。

電極が丸く減っていたり、白い付着物が固まっていたりするなら、拭くより同じ型番の新品に替えたほうが早いでしょう。

エアクリーナーを洗って乾かす

スポンジ式のエレメントは中性洗剤で洗って完全に乾かし、紙式やフェルト式は叩いて粉じんを落とすか交換します。

濡れたまま組み付けると空気が通らず、かえって始動しなくなるので、乾ききってから戻してください。

それでも草刈機が始動しないときは圧縮とキャブレター内部を疑います

燃料もプラグもエアクリーナーも新しくして、それでも初爆すら出ないなら、自分で戻せる範囲を超えています。

よくあるのはキャブレター内部のダイヤフラムという薄い膜の硬化で、これは分解と部品交換が要るため、修理店やメーカーのサービス窓口に持ち込む判断になります。

もうひとつがエンジンの圧縮低下です。

リコイルを引いたときの手応えが以前より明らかに軽い、スカスカと引けてしまうという場合は、ピストンやシリンダーが摩耗している可能性があります。

ここまで来ると修理費がかさむので、稼働年数と使う頻度を見て買い替えを検討したほうが現実的です。

年に一、二回しか使わないなら、修理に出す前にレンタルと購入どちらが安いかの判断基準で挙げている条件と照らしてみてください。

刈る面積が広く、毎年決まった時期に必要になるなら、買い替えの検討材料はエンジン式と充電式の違いと選ぶ基準で解説しています。

引き続ける対処は、かえって始動を遠ざけます

始動しないときにやりがちで、効果が薄い、あるいは逆効果になる手当てがあります。

まず、チョークを引いたまま何十回もリコイルを引く方法です。

燃料が濃い状態が続くだけで、プラグが確実にかぶります。

一瞬かかった時点でチョークを戻すのが本来の手順なので、回数を重ねるより一度手を止めてプラグを見たほうが早いです。

古い燃料に新しい燃料を継ぎ足すのも、多くの場合は解決しません。

変質した成分は薄めても消えず、キャブレターに残った残留物もそのままだからです。

潤滑スプレーをプラグ穴やキャブレターに吹き込む方法も見かけますが、2ストロークエンジンは混合ガソリンのオイルで潤滑する仕組みで、目的の違う油を入れても始動の原因は取り除けません。

キャブレターの調整ネジを基準が分からないまま回すのも避けてください。

元の位置に戻せなくなり、始動できても回転が安定しない状態を自分で作ってしまいます。

草刈機を来シーズンも一度でかけるための保管の仕方

春にかからない原因の多くは、前の秋の終わらせ方で決まっています。

最後に使った日にタンクの燃料を抜き、そのままエンジンをかけてキャブレター内の燃料を使い切って自然に止めておくと、変質した燃料が内部に残りません。

混合ガソリンは作り置きせず、その日に使う分だけ作るのが基本です。

あわせて、エアクリーナーの粉じんを落とし、刈刃まわりに絡んだ草を取り除いてから保管します。

プラグの交換時期は機種ごとに取扱説明書へ記載があるので、シーズン前に一度確認しておくといいでしょう。

始動手順そのものに不安が残るなら、刈り方のコツと安全に使うための基準で解説している手順を先に押さえてください。

放置して腰の高さまで伸びた草を相手にする場合は、機械の前に段取りの問題になるので、広さ別の道具と業者に頼む目安も参考になります。

よくある質問

燃料を新しくしても一瞬しかかからないのはなぜですか

タンクの燃料だけ替えても、キャブレターの内部には古い燃料が残っています。

数回始動を試して古い燃料が押し出されれば安定することもありますが、変わらないなら内部に残留物が固着している可能性があり、分解洗浄が必要な状態です。

この段階は取扱店や修理業者に相談してください。

スパークプラグはどのくらいで交換すればいいですか

交換時期は機種によって異なり、取扱説明書に使用時間の目安が示されています。

目安の時間に達していなくても、電極が丸く摩耗している、すすが厚く付いて拭いても落ちない、絶縁部にひびがあるといった状態なら交換してください。

安価な部品なので、予備を1本持っておくと切り分けが早く済みます。

寒い時期にかかりにくいのは故障ですか

気温が低いと燃料が気化しにくく、始動に手間がかかること自体は珍しくありません。

チョークを使い、プライマーポンプで燃料を送ってから始動するのが基本です。

ただし、暖かい日でも同じようにかからないなら、燃料の劣化やプラグの消耗を疑ってください。

まとめ

草刈機がかからないときは、リコイルを引き続ける前に、初爆があるかどうかとプラグが濡れているかどうかを確かめてください。

この2点で燃料側か点火側かが分かれ、古い混合ガソリンの入れ替えとプラグの清掃だけで戻る例がかなりの割合を占めます。

それでも初爆が出ない、あるいはリコイルの手応えが軽いなら、自分で直せる範囲を超えているので点検に出す判断になります。

点検の間もキルスイッチと保護具は外さず、刈刃には触れないでください。

ぜひ本記事の症状別の切り分け表と対処の順番を参考に、今の草刈機がどの段階にあるのかを確かめてから手を動かしてみてください。

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