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目隠しフェンスの高さの目安|視線を切る基準と隙間の決め方

目隠しフェンスの高さの目安|視線を切る基準と隙間の決め方

売り場やカタログでフェンスを探すと、H800、H1200といった表記が並んでいます。

この数字はパネル部分の寸法で、地面から天端までの高さとは一致しません。

支柱の根入れや基礎ブロックの立ち上がりが加わるため、同じH1200の製品でも仕上がりの高さは変わります。

さらに、既存のブロック塀の上に載せる場合は、建築基準法施行令で定められた塀の高さの上限も関わります。

補強コンクリートブロック造の塀は2.2m以下、鉄筋の入っていない組積造の塀は1.2m以下です。

高さを決める前に、この上限と自分の塀の構造を確かめておく必要があります。

本記事では、高さ表記の読み方・隠したい視線から逆算する決め方・ブロック塀と組み合わせるときの上限を解説します。

キレイガーデン

キレイガーデン編集部

「キレイガーデン」は、庭とベランダの手入れに使う道具と資材の選び方をまとめたメディアです。防草シートや人工芝といった地面まわりから、剪定ばさみ・散水ホース・物置まで、規格の読み方と選ぶ基準を整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

目隠しフェンスの高さ表記は、地面からの高さではなくパネルの寸法

カタログのHはHeightの頭文字で、続く数字はミリメートルです。

H1200なら1200mm、つまり120cmになります。

通販サイトではcmで書かれていることも多く、同じ製品が「H1200」と「高さ120cm」の両方で表示されます。

まず単位を取り違えないでください。

この数字が指しているのは、パネル本体の高さです。

支柱は別部材で、パネル高さより長い寸法が用意されています。

地中に埋める根入れ部分があるためで、H1200のパネルに使う柱は1200mmより長くなります。

商品ページで「本体」「柱」が別に並んでいるのは、この関係によるものです。

加えて、施工では地面とパネル下端の間に隙間を取る納まりが一般的です。

水はけと落ち葉の掃除を考えた処理ですが、そのぶん天端の位置は上がります。

地面から天端までの実際の高さは、パネル高さに下端の隙間を足した数字になると考えてください。

逆に言えば、パネル高さだけを見て「120cmまで隠れる」と読むと、目安を10cm前後外します。

高さ別に、どこまで隠れるかの目安

身長170cmの人の目の高さは、160cm前後になります。

目は頭頂よりも下にあるので、隠したいのが頭ではなく視線だと考えると、必要な高さは身長より少し低くて済みます。

この関係を高さ表記に当てはめると、次のように整理できます。

高さの表記立っている大人から見て隠れる範囲向いている場所
H600前後足元のみ。視線は完全に抜けます境界の明示、花壇の囲い
H800〜H900腰から下が隠れます犬走りの区切り、低木の根元隠し
H1200座った人の視線は遮れますが、立つと顔が出ますデッキやテラスに座って過ごす場所
H1500胸から口元あたりまで隠れます通りからの視線を減らしたい前庭
H1800頭まで隠れます浴室や洗面の窓前、道路に面したリビング前

サイズ展開はメーカーによって異なり、H1000やH1400のような中間の寸法を持つシリーズもあります。

表は身長170cm前後を前提にした目安なので、家族の身長や見る側の身長が違えば、そのぶんずれます。

必要な高さは、隠したい視線の位置から逆算する

立って見られるのか、座って見られるのか

最初にやることは、隠したい場所に自分が立つか座るかです。

窓の中を見られたくないなら、窓のどこまでを隠せば室内が見えなくなるかを確かめます。

デッキでくつろぐ時間が長いなら、椅子に座った状態での目線の高さが基準になります。

座って過ごす前提ならH1200でも用は足りますし、その使い方はウッドデッキの高さ設定とも関係します。

デッキ床が地面より高い場合は視点も上がるので、ウッドデッキの選び方で解説している床高との組み合わせで考えてください。

道路や隣地との高低差を足し引きする

次に、見る側が立つ地面の高さを測ります。

道路が敷地より30cm高い土地では、通行人の目の位置も30cm上がるため、同じH1500でも隠れる範囲は狭くなります。

反対に道路が低ければ、実際より高いフェンスとして働きます。

高低差はメジャーと水平器で測れる数値なので、感覚で済ませずに出しておいてください。

隠したい視線の高さから高低差を差し引き、下端の隙間を引いた残りが、必要なパネル高さになります。

同じ高さ表記でも仕上がりがずれる原因

基礎の作り方で天端の位置が変わります

支柱を独立基礎で地中に立てる工法と、コンクリートブロックを積んでその上に立てる工法では、同じパネルでも天端の高さが違います。

ブロックを2段積めば、それだけで20cm以上高くなります。

カタログの姿図にはGL(グランドライン、地盤面のこと)の線が引かれていて、GLから天端までの寸法が書かれている図もあります。

この寸法が実際に見える高さです。

正面から隠れても、斜めからは抜けます

板の間に隙間があるタイプや、格子の目隠しは、真正面に立ったときの遮り方を基準にデザインされています。

歩きながら斜めに見ると隙間の奥が見え、隠れているつもりの範囲が抜けます。

メーカーは目隠し率のような指標を示すことがありますが、基準は統一されていません。

判断の順序としては、姿図でGLからの寸法を確認し、次に隙間の寸法と板の重なり方を確認し、最後に施工説明書で柱の根入れ寸法を見ます。

この3点が書かれていない商品ページなら、メーカーの公式カタログを探すほうが確実です。

植物を絡ませて隙間を埋める方法もあり、トレリスの選び方ではつるを誘引する高さの目安を解説しています。

ブロック塀の上に立てるなら、塀の高さの上限を先に確認する

建築基準法施行令では、補強コンクリートブロック造の塀の高さは2.2m以下と定められています。

壁の厚さは15cm以上(高さ2m以下の塀は10cm以上)、基礎の丈は35cm以上で根入れの深さは30cm以上、控壁は長さ3.4m以下ごとに設けることも規定されています。

鉄筋の入っていない組積造の塀は、上限が1.2m以下です。

既存の塀にフェンスを載せる場合、合計の高さをどう扱うかは自治体の判断が分かれます。

着工前に建築指導課へ問い合わせて、必要な確認手続きの有無を聞いてください。

古い塀は鉄筋や控壁の有無が外から分からないことも多く、上に高いフェンスを足すと風を受ける面積が増えて塀への負担が大きくなります。

塀の構造に不安があるなら、フェンスの高さを抑えるか、支柱を独立基礎で地面から立てる工法に切り替える判断もあります。

高さを欲張った結果として起きる失敗は、目隠しフェンスで後悔する原因で設置前に確認したい点をまとめて解説しています。

よくある質問

H1800のフェンスなら隣家の2階からの視線も隠れますか

隠れません。

2階の窓は地面から3m以上の高さにあり、見下ろす角度になるためフェンスの上を視線が通ります。

2階からの視線を遮るには、窓側での対処か、庭側でパーゴラや高木を使って上方を覆う方法を検討してください。

今あるブロック塀の上に、高さ120cmのフェンスを追加できますか

塀の構造と合計高さによります。

補強コンクリートブロック造なら2.2m以下、鉄筋の入っていない組積造なら1.2m以下という上限があるため、既存塀の高さを測り、施工時の図面や施工業者の記録で構造を確かめるところから始めてください。

記録が残っていない場合は、専門業者に塀の調査を依頼してから高さを決めるほうが安全です。

境界に立てるフェンスの高さは自分で自由に決められますか

敷地内に立てるなら法令上の上限までは選べますが、境界線上の塀に載せるときは隣家の同意が要ります。

地区計画や建築協定で高さの上限が決まっている地域もあるため、自治体の窓口で確認してください。

柱や笠木が境界を越えないよう、境界線から少し内側に控えて立てることも忘れないでください。

まとめ

高さ表記はパネルの寸法であり、地面から見える高さは基礎の作り方と下端の隙間で変わります。

隠したい場所に立つか座るかを決め、見る側の地面との高低差を測り、そこから逆算したパネル高さを姿図のGL寸法で照合すれば、必要な高さは一意に決まります。

ブロック塀と組み合わせるなら、2.2mと1.2mという上限の確認が先です。

設置費用を抑えたいなら、既製のパネルより軽い部材で試す方法もあります。

ラティスの選び方ではサイズと固定方法の基準を解説しているので、あわせて見比べてください。

ぜひ本記事の高さ別の目安表と逆算の手順を参考に、自分の庭に必要な寸法を出してから製品を選んでください。

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